元気になりました!
3月7日(土)20時からの「貴志まさみの、バラのくちづけ」
先月2月は、諸々の事情があり、番組をお休みしました。
今月、復帰しました!
いつもお聴き頂いている皆さま、申し訳ございませんでした。
2月15日には恒例のザ・リッツカールトン大阪で「愛は時を超えて」というディナーショーを開催しました。多くのお客様にお越しいただいて、感謝感謝です。番組ではこのディナーショーについてお話ししたいと思っているんですが、今回のショー、最大のトピックスがスペシャルゲストの存在です。昨年放送されて、大きなブームを巻き起こした、NHKの朝の連続テレビ小説『あんぱん』。主人公は、やなせたかしさんの妻の「のぶ」さんで、やなせさんと二人の生涯が描かれましたね。この『あんぱん』のチーフ・プロデューサー―が倉崎憲さんという方で、このドラマを最初から企画立案し、スタッフを集め、出演者をオーディションし、撮影がスタートすると、ストーリー展開を脚本の中園ミホさんと一緒に考える、ドラマ全体を広い視野から眺めるという仕事をされる……それがチーフ・プロデューサーの役割なんです。昨年末に別のところで電話出演していただいたことがあって、今回のディナーショーにお呼びしましたところ、直前になってOKとなり、急遽、東京から大阪へ飛んできていただいたんです。『あんぱん』の中でも重要なシーンが、やなせさんの弟である千尋さんとの場面。千尋さんは戦死してしまうのですが、やなせたかしさんはその死を大いに悲しみました。ドラマでも、その場面が描かれていました。そんな弟・千尋さんのことを歌にしたのが「星」という歌。千尋さんのことを星にたとえて歌っています。
♪~星
みなさんは覚えていらっしゃいますか?ドラマ『あんぱん』の中で、弟の千尋さんが出征する直前、やなせたかしさんと二人で話をするシーン。千尋さんはこんなふうに言います。「ぼくはもうすぐ死んでしまうが、兄貴は生きて絵を描いてくれ」千尋さんはみずから志願して特別任務に就きました。「なんでそんな危険な任務に就くんだ!」と怒るやなせさんに対して、千尋さんは答えます。「戦友のみんなが出るのに、僕だけ出ないわけにはいかない」これが戦争なんですね。自分だけ助かるということが、考えられなくなる。そういう環境が作られてしまうのが「戦争」なんです。このシーンは『あんぱん』の中でも重要なワンシーンでした。倉崎さんも、このシーンが非常に大事なところだとおっしゃっていました。兄弟が最後に会った時に交わした会話。つらいシーンでしたね。千尋さんは、やなせさんの妻の「のぶ」さんに、ほのかな憧れの想いを抱いていたことも描かれていました。私はこのシーンを、とてもせつない想いで見ていました。やなせたかしさんは、こうしたつらい別れを体験しながら、戦争が終わって、発展していく日本社会を生きました。心の奥底につらいことをたくさん抱えたまま、時には父のこと、母のこと、千尋さんのことを思い出しながら、戦後社会を生きて来られたんですね。そんなご自身の心模様を描いた詩が「白い街」という歌です。貴志まさみの歌でお聴きください。
♪~白い街
やなせたかしさんと妻の「のぶ」さんの物語『あんぱん』。高知県から話が始まり、やがて東京に舞台を移します。やなせさんは、漫画家として一本立ちしたいと思いつつも、なかなかそのチャンスが巡ってきません。同じ漫画家の手塚治虫さんがモデルの人物が登場し、描く漫画がどれも人気を集めます。やなせたかしさんは羨ましそうにその様子を眺めます。東京に夫婦で出て来たやなせたかしさんは手塚さんから頼まれて、アニメーション映画の美術監督をしたりと、なかなか芽が出ない日々が続きますが、決して悲観的にならないのが、やなせさんなんですね。徹夜仕事の中で生まれた歌、懐中電灯で自分の手を照らしてみたら、手のひらや指のなかを真っ赤な血が流れている。それを見て、元気を出そう!がんばろう!そう感じて作ったのが「手のひらを太陽に」でした。ディナーショーでは、お客さん全員で歌ったんです。「手のひらを太陽に」。お聴きください。
♪~手のひらを太陽に
やなせたかしさんと妻の「のぶ」さんの物語『あんぱん』。いつも二人は、決してめげたりせずに明るく元気な姿勢で前向きに生きていきます。頼まれた仕事を断らないやなせたかしさん。いそがしい毎日の中からこんな歌も登場します。「パンツはきかえのうた」という歌です。
♪~パンツはきかえのうた
この歌は、童謡なのかコミックソングなのか。小さな男の子の気持ちになって、やなせさんは詩を書かれたのでしょうね。番組では去る2月15日にザ・リッツカールトン大阪で開催されたディナーショー「愛は時を超えて」にゲスト出演してもらった、NHK『あんぱん』のチーフ・プロデューサー倉崎憲さんと交わした話を思い出しながらお届けします。あのとき倉崎さんは意外な話をされたんです。大学を卒業してNHKに入ったんですが、思い悩むことがあって、「もうNHKを辞めてしまおう」と思ったことがあったそうです。自分の進んでいく道を見失いかけていたそうです。そんなとき、「倉崎君、朝のドラマをやらないか」と声をかけられたそうなんです。それまで倉崎さんは、連続テレビ小説の「おかえりモネ」や「エール」大河ドラマの「いだてん」や「平清盛」などに関わっていたそうなんですが、本格的にチーフを取ることがなかったそうです。そんな時に、朝ドラから声を掛けられ、ふと、思い浮かんだのが「アンパンマンマーチ」の歌詞、~なんのために生まれて なにをして生きるのか こたえられないなんて そんなのいやだ!~この歌の世界に魅力を感じていた倉崎さんは、やなせたかしと妻の「のぶ」の物語を作ろう!と思い立ったそうです。そんな話を、ディナーショーのステージに設けた「徹子の部屋」風のセットに座って話してくれたんですよ。この番組の構成作家の上野さんが進行役で。次に、やなせたかしさんが美術監督として協力したミュージカル、「見上げてごらん夜の星を」をお届けしましょう。お聴きください。
♪~見上げてごらん夜の星を
ザ・リッツカールトン大阪で2月15日におこないました、「愛は時を超えて」貴志まさみディナーショーの、スペシャルゲストとしてお越しいただいた、NHKのドラマチーフ・プロデューサーの倉崎憲さんの話を軸にやなせたかしさんの歌をお届けしますので、どうかお楽しみに!







