やなせたかし特集

「貴志まさみのバラのくちづけ」4月4日(土)
エフエム世田谷は午後7時から、
エフエム宝塚は午後8時から放送です。
そして、4月4日は何の記念だかご存知ですか?
今日は「あんぱんの日」なんだそうです。

今をさかのぼること151年前の明治8年、東京銀座の木村屋総本店が、向島の水戸藩の下屋敷を行幸された明治天皇に「桜あんぱん」を献上した日なんだそうです。明治天皇と皇后陛下はこの日お花見をされたそうで、お茶菓子として出されたものです。この逸話をもとに2001年「あんぱんの日」が制定されました。

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「あんぱん」で連想するのが、NHK朝の連続テレビ小説。やなせたかしさんと、妻の暢さんの物語。アンパンマンの生みの親であるやなせたかしさんは戦争中、ものを食べることができない絶望的な状況を体験しました。そして無事戦争から帰って来て、漫画を描き始めた時に浮かんできたのが食べ物の物語。二度と飢えに襲われてはいけないという思いを込めて、「それゆけアンパンマン」が誕生したんです。

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私は今日が「あんぱんの日」であることを知って、やなせたかしさんとの縁を、ふと感じました。やなせさん作の歌をうたっていますし、NHK「あんぱん」のチーフプロデューサー倉崎憲さんとも知り合いました。「縁」がスルスルと伸びていくのを驚きながら感じています。今日は、やなせたかしさんの歌を特集したいと思い、歌を選んできました。

♪~手のひらを太陽に  
♪~パンツはきかえのうた 

 

「それゆけアンパンマン」の世界ももちろん好きですし、「手のひらを太陽に」も有名な歌で、ずいぶん前から知っていたんですが、やなせさんは詩の雑誌をつくるほど詩に思い入れのある方で、すてきな詩を多く書かれているんです。そんな中から、神戸の作曲家である小野瀬晃一さんが作曲した、「白い街」と「星」という歌を2曲お届けしましょう。

♪~白い街  
♪~星  

「白い街」は、やなせさんがみずからの青春時代をふりかえり、喜びも悲しみもあったけど、季節が変わっていくように、そうした感情も移ろいでいき、やがて来る春の光に溶けていく…そんな心情を歌にしています。そして「星」という歌は、いとおしい弟・千尋さんを戦争で失った悲しみが主題。やなせたかしさんにとって弟の千尋さんは、スター=星だったんですね。いつまでも広い宇宙のどこかで輝いている星。それを眺めているやなせさんの想いが込められた歌です。では、やなせたかしさんが美術監督を務めたミュージカル「見上げてごらん夜の星を」と、大切な子供たちのことを歌った「童神(わらびがみ)」2曲をお届けしましょう。

♪~見上げてごらん夜の星を
♪~童神

ぜひお聴きください。