5月13日たからづか8丁目35番地(水)川柳の時間

水曜日川柳の時間。

こころ打つ掴んだ雲が浮かぶ空  カッシュママ
 こころ打たれる雲とはどんな形状か。彩雲のような神々しい雲かも知れません。なんてことない真っ白な塊なのかも知れません。あまりにも空が綺麗なので、忘れられないだけなのかも知れません。ふと目にした景色がこころので中で醸され、言葉になりました。

 

思い出のほかに話題のない男   徳道かづみ
 あーあー、嫌われてしまいそうです。頑張って「これから」を話しましょう。作りごとでいいのです。夢があればそれだけで生きられる人種もいるのですから。

 

ええかっこ捨て去り首が伸びた亀 和音
 見栄や世間体を捨て去ったら本来の亀になるかどうか、ですが。首の長い亀から、何かを求めてやまない亀さんが見えてきました。

 

大木にしがみついては春うらら   川端日出夫
 道端の草花に慰められ、大木に憩う。時々は己を曝け出してしまうのも楽になれる秘訣でしょうか。春のうららの真ん中です。頑張り過ぎないことも許される、そんな季節ではないでしょうか。

 

失恋よ空箱の「小枝」のチョコよ   一橋悠実
 小枝のチョコの可愛らしさが作者の恋のありようなのでしょうか。たまたま、今回は相性が悪かったんですね。いつかまたチョコが満たされる時がきますように。

 

心象の瀬を見送ってまた立夏    高良俊礼
 降り止まない雨を集めて出来た思いがけない瀬に出会ったか。全ては心象の風景なのかも知れません。人の思惑とは無関係に季は巡ります。

 

普通ですない普通に食べて寝れる日々   由利子
 なんの根拠もなく、みんな自分は大丈夫だと安心して生きている。すべからく、偶然で生き残っているだけなのかも知れません。
 

今月の句

アルバムを見返すだけの五連休    彫科

手探りで生きた手探りで逝こう    凪子

 

ン十年も住んでいながら、初めて大阪大学の正門をくぐりました。爽やかな新緑が迎えてくれました。

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