6月3日 たからづか8丁目35番地「川柳の時間」

2026年6月3日「川柳の時間」

台風もいまのところ大きな被害なく過ぎたようです。

きょうのたからづか8丁目35番地 「川柳の時間」は茉莉亜まりの鑑賞、パーソナリティーは山崎彫科さんでお届けいたしました。

「川柳の時間」はFM宝塚公式youtubeチャンネルにて同時生配信でお送りしてます。アーカイブは一週間程度残ります。チャンネル登録をしてお楽しみください。

番組内で紹介できなかったお作品の抜粋と講評はこちらでお読みいただけます。

 

桜の実敗者復活戦で勝つ

徳道かづみ

花の時期を過ぎれば桜は風景の一部となる。葉桜の木陰を人は素通りする。そのときこそ実を生すのだ、そして勝ってやるのだ、という気概。

 

文字と自我シロツメグサに拐われて

高良俊礼

シロツメクサはかどわかしの花。そこここに揺れてしらずしらずのうちに文字が消える。自我もまた。それは幽玄へのかどわかし。消えてのちの揺蕩いのゆたかさ。

 

共存共栄ぼくらは余りものですか

一橋悠実

共存共栄という美しいたてまえ。その背後でないがしろにされている側にいるとおもうのは錯覚だろうか。余りもでのはない。たしかにここに在るもの。ひとりひとりが栄えてこそ。そのひとりに。

 

わかれ道月の声音に耳澄まし

緑茶パンダ

かそけき月の声を聴く耳は限られる。わかれみち、月に導かれしものは選んだその道でやわらかな光に包まれてゆく。

 

茉莉亜まりきょうの一句

天よりのあなたの声のように雨

写真のキャプション

昨冬、ホームセンターの処分品になっていた時計草を植えました。いま、いち輪、またいち輪と白い花を咲かせてくれています。一日きりで閉じてしまう時計草です。

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