八月の手花火、打上げ花火

8月8日…
今夜、日本のどこかで花火大会が開かれているところが
あるかもしれませんね。夏は花火大会の季節ですね。

打上げ花火は眺めるものですが、
みんなで集まってする花火、手花火というそうなんですが、
これは、夕暮れになるのを待って、
お庭や、近くの広場で楽しむ夏の風物詩ですね。
線香花火や、ススキ花火、
次々と色彩が変化していく変色花火などがありますね。
幼い子どもたちはそんな花火を見て、
驚いたような、嬉しくて仕方がないような表情になりますね。
小さな子供たちの瞳のなかで、きれいな花火がはじけます。

🎇

今夜は、金子みすゞさんの花火の詩を二編、読んでみますね。
歌も、金子みずずさんの詩から。

♪~お花だったら~笑い~お魚~大漁

昼の花火

線香花火を
買った日に、

夜があんまり
待ちどおで、
納屋にかくれて
たきました。

すすき、から松、
ちゃかちゃかと、
花火はもえて
いったけど、

私はさみしく
なりました。

🎇

線香花火のなかでも、「すすき」というのは、
すすきのように火花が勢いよく出る花火のことで、
「から松」というのは、
細い棒の先に火薬が付いていて
点火すると黄金色(こがねいろ)の火花が
勢いよく前方へ噴き出します。
火花が針葉樹のカラマツの枝葉のように
放射状に広がることから「から松」と呼ばれたそうです。
金子みすゞさんは、夜まで待ちきれなくて、
お昼間に花火をしたんですね。
だけど、お日様の下では、花火の美しさはよく見えなくて、
結局、さみしくなってしまった金子さん。
少女のような、けなげで、だけどちょっと滑稽なところが、
この詩には表れていますね。

♪~童神 
♪~翼をください 

 

花火

上がる、上がる、花火、
花火はなにに、
やなぎと毬(まり)に。

消える、消える、花火、
消えてはなにに、
見えない国の花に。

🎆

これは打ち上げ花火ことですね。
上がっていった花火がパッと広がって、
どんな形になったのかというと、
金子さんは、「やなぎと毬」と書いています。
散っていくような光と、丸くなる光なんでしょうね。
そして、消えていく花火については、
消えて「見えない国の花」にと書いています。
きっとこれは、大きな花のように開いた花火が消えると、
目の中の残像、残った花火の色彩が、
見たこともない国の花のように、見えたのかもしれません。
みなさんはどう思われましたか?
金子みすゞさんは手花火と打ち上げ花火の詩を書きました。
買ってきた花火は、夜まで待ちきれなくて、
お日様がまだ出ているときに納屋に隠れてしてしまいます。
きっと、ご両親などに見つかるのがイヤだったんでしょうね。
だって、昼間に花火をしていたら、叱られますものね。
皆さんの中には、昼間に花火をした人はいらっしゃいますか?
さて、今夜最後の歌は、「いのちの歌」

♪~いのちの歌 

8月8日の土曜日、
エフエム世田谷は午後7時から、
エフエム宝塚は午後8時から、
「貴志まさみの、バラのくちづけ」を聴いてください。