作品展『家族のかたち アートでつつむ障害・介護』
中山澄恵です♪
8月ももう終わりますね〜
皆さん、今年の夏はいかがでしたか。 楽しまれましたか
さて今週の『キラキラトーク』は・・
9月2日(金)〜6日(火) 宝塚市立国際・文化センターで開催される作品展「家族のかたち アートでつつむ障害・介護」のオーガナイザーでいらっしゃる土屋比佐子さんと、長女のゆみ・うみうまれさんをお迎えしました。
実は土屋家の皆さんは、それぞれ違う分野でご活躍されるアーティストなんです!
☆土屋青朗(つちや せいろう)さん 「陶芸」
長男
脳内出血により左半身麻痺、高次機能障害による重度の記憶障害をおもちです。
デイ・サービスで作陶開始され、今回は右手のみで制作された作品を出展。
☆ゆみ・うみうまれさん 「ダンス&インタレーション」
長女
パフォーミング・アーティストであり振付家でもいらっしゃいます。
オーストラリア・メルボルン在住で、オーストラリアはもちろん、ヨーロッパ、アジアなど世界各地で公演。
幅広いダンス・ボキャブラリーを用いアボジニ(オーストラリア先住民)の人たちとも共演、実験的な作品を
作り続けていらっしゃいます。
☆土屋秋恆(つちや しゅうこう)さん 「水墨画」
次男
アメリカ、フランス、スペインなど世界各地で作品を出品。
安室奈美恵、三代目J Soul BrothersなどのPVや、アサヒ・スーパードライ・プレミアムCMにも作画提供。
他にもイベント・パーティ等で、水墨画ライブ・パフォーマンスを行われるなど従来の水墨画の枠を超え幅広いジャンルでご活躍されていらっしゃいます。
☆土屋寛(つちや ひろし)さん 「写真」
父
NPO・共生の会、地域活動支援センター wakaba(高次機能障害者の拠点)の立ち上げにも参画。
お子さんが小さかった頃から撮り続けていらっしゃったスナップ写真を、今回は抽象化して展示されます。
☆土屋比佐子(つちや ひさこ)さん 「書」
母
書を20年あまり学び、ご主人と共に長男・青朗さんの介護に従事。
この作品展は、脳内出血で倒れ10年経った長男・青朗さんが再生されてきた軌跡を振り返る「家族展」でもあります。
アーティスト家族でいらっしゃる土屋家の皆さんが、青朗さんの制作された陶芸品を中心にそれぞれの作品を持ち寄り作り上げられます。
高次機能障害は“見えない障害”ともいわれるくらい、周りからはなかなか分かりにくい、理解しにくい障害です。
今回の作品展も、これをきっかけに高次機能障害について多くの方に知って頂き、また今、介護に従事されていらっしゃる方や障害をお持ちの方々にもエールを送るような、そんな広がりももてたら・・と願っておられます。
素晴らしい才能をお持ちの土屋家の皆さんの、作品・パフォーマンス!
一堂に会する機会もなかなかないのでは・・と思います。
アートや表現にご興味ある方々も、ぜひ足をお運びください。
『家族のかたち アートでつつむ障害・介護』
日時・・9月2日(金)〜6日(火) 11時〜18時(最終日6日は15時まで)
オープニングパーティー 2日(金) 17時〜19時
ダンスパフォーマンス 2日(金) 18時〜
4日(日) 14時〜
場所・・宝塚市立国際・文化センター (宝塚市南口 サンビオラ1番館3階)
0797-71-7633