宝塚歌劇 市民貸切公演
樽井美帆です
11月20日(日)11時公演、
市民貸切公演が開催されました。
通常公演開催日は、みなさん何度も通っておられ勝手が分かっているため
開演30分くらい前からにぎわう宝塚駅周辺・花のみち・大劇場内ですが、
この日はいつもより早い時間帯からにぎわっていました。
子どもさんを交えた家族連れやご夫婦が、
通常公演より多く見られました。
花のみちを歩くペースもゆったり。
笑い声が聞こえてきたり、時には足を止めて花を見たり。
宝塚ファミリーランドがあった時代の
ゆったりとした懐かしい風景を思い出しました。
大劇場入り口には、『宝塚大劇場市民貸切公演』の看板が。
初宝塚歌劇記念写真撮ってあげようか~♪
と楽しそうな声が聞こえてきました。
座席は抽選で当日決まります。
ランクアップチャンスあり!ということで、
抽選を終えたあとには歓声も聞こえてきました。
開演前、来場者の方にお話しをうかがいました。
●介助犬デイジーと観劇された木村佳友さん
初代シンシア、二代目エルモとは宝塚歌劇観劇経験ありですが、
三代目デイジーは今回が宝塚歌劇デビューです。
車椅子の横で舞台が終わるまで寝ているよう訓練されています。
コンサートに行って大きな音がしても、終わるまで寝てくれているので、
周りの方に迷惑をかけることはありません。
訓練中に映画館で練習するので、デイジーが特に緊張することは
ないそうです。
●お嫁さん・お孫さんとご観劇の清荒神在住の女性
結婚して遠方へ行っていましたが、昨年久しぶりに戻ってきました。
那智わたるさん・真帆志ぶきさん・加茂さくらさんのファンで
高校時代くらいまでは、しょっちゅう観に来ていました。
高校時代の友人もタカラジェンヌになりました。
開演前、中川智子市長のごあいさつがありました。
私たちの街には、日本一の素晴らしい舞台芸術があります。
日本で芸術の街といえばというアンケートの1位は宝塚市です。
これは誇るべき素晴らしいことです。
市民が芸術を愛して、市民の宝となってこそ、
これからも200年300年と続いていくと思うんです。
市民が一番の応援団になっていただくために、
一昨年から市民貸切公演を始めました。
毎年続けてまいりますので、ぜひとも何度も何度もチャレンジしてください。
トップ娘役の花乃まりあさんがこの公演を最後に退団されます。
花乃まりあさんの素晴らしい姿を
みなさんの目に焼き付けていただきたいと思います。
明日からまた元気で頑張ろうという
エネルギーをいただけるような素晴らしい舞台でありますので、
楽しんでください。
花組の中川智子でございました。
つづいて花組組長 高翔みず希さんのごあいさつです。
宝塚市民のみなさんにお楽しみいただけますよう、
明日海りお中心に一同心を込めてつとめさせていただきます。
どうぞ最後までごゆっくりご観劇くださいませ。
さあ、いよいよ開演です!
『雪華抄』幕開きチョンパでは、
ウオォォォ~と自然にわきあがる声が!
『金色の砂漠』では、芹香斗亜さん演じるジャーの
『すねています』というセリフや、
天真みちるさん演じるメタボなゴラーズさんに
笑い声が上がっていました。
終演後には、トップスター明日海りおさんの
ごあいさつがありました。
宝塚市民のみなさま、本日は貸切公演をご覧いただきまして
誠にありがとうございました。
これからも愛していただいて応援していただけるよう
日々精進してまいりたいと思います。
これからも宝塚歌劇を、その中でもわれわれ花組を
よろしくお願いいたします。
笑顔で会場をあとにされたみなさん、
感動を共有し家族の絆が強まったように感じました。