自分の命を自分で守るためには・・・「宝塚市総合防災訓練」
皆さん相変わらず寒い日が続きますが、お元気ですか?
インフルエンザや風邪に気をつけてくださいね!
玉井順子です!
今日は1月17日、阪神淡路大震災から22年ですね?
今日は宝塚市内においても、追悼行事や関連行事が行われていますが
「とれたて!街角リポート」は、宝塚市役所横の末広中央公園と
隣の末広体育館で行われた「宝塚市総合防災訓練」をリポートしました。
朝9時30分にサイレンが鳴り、中川宝塚市長の合図と共に始まった総合防災訓練。
「宝塚市に震度6強の地震が発生し、建物は倒壊、道路は損壊して火災も発生しているため
避難を余儀なくされている人も多く、ケガをしている人もいる」という想定で行われました。
末広中央公園内に、まず対策本部が設置され、被害情報の伝達があり、
9時40分過ぎからは初期消火訓練が行われました。
バケツリレーに参加された「婦人防災クラブ」の代表の方によりますと
バケツリレーは初期の消火にはとても有効な方法だとのこと。
まさに昔から受け継がれた知恵、大切にしたいですね!
続いて水道管が破損したため、水道管の復旧や給水車の応急給水訓練などが行われ、
10時40分頃からは土のう積み訓練、
そして地震により破損した電気ガス通信施設などの
ライフラインの復旧訓練に続きます。
最後に倒壊家屋や車に閉じ込められた人の救助や応急救護所の開設
トリアージや救急搬送などの訓練もありました。
また公園の一角には防災関連のブースが並んでいて
防災グッズの展示のほか、血圧などの健康診断やAEDの体験コーナー、
上から砂利を流すと土砂の動きなどがよく分かる模型などがありました。
防災グッズは、食器棚などの扉を固定するもの、転倒防止のものがほとんどでしたが、
突っ張り棒は畳や絨毯ではあまり役に立たないとの事なので、
床が柔らかい素材の時は床と建具の間に挟むタイプのものを使って下さいとのことです。
また、日頃の備えやもしもの時をイメージしてどうすれば良いか?などが
掲載された「わたしの防災力アップガイド」も配布されていました。
担当の方にお話しを伺うと、
女性目線の防災ということも考えているとおしゃっていて、
避難所にしても男性に言い辛いこともあるなぁ?
と同じ女性として共感すると同時に何をすれば良いのかなぁ?
なんて考えてしまいましたね?
仮の避難所となった末広体育館に避難者の誘導訓練も行われ、
70名以上の人が集まりました。
避難所では各地区に分かれて段ボールで簡易ベッドを作ったり、
救援物資の配付なども行われました。
集まった人々はおよそ500人。
平日とあって学生の姿はあまり見られませんでしたが、
高齢の男性や小さなお子さんをつれたお母さんなども回りから見学されていました。
消火訓練から避難訓練、車や家屋などからの救出、
ヘリコプターによる救助訓練などもあり、
とても大規模な防災訓練でした。
もしも何か災害が起きた時に、まずどうすれば良いのか?
頭でシミュレーションしていても、
平常時とは違う環境で思った通りに動けるとは限らないですし、
むしろパニックになってしまうかも知れません。
前もって体験しておくこと、備えと共に家族との集合場所など
考えておくことが大切だなぁ?と思いました。
今年の総合防災訓練は終りましたが、
これからも色々な所で行われる防災訓練や消防訓練など
機会があれば、是非参加したいですね!