木接太夫を知ってるか?
たからづか発!口笛ラジオ(火)、高倉大輝です。
今回のゲストは、木接太夫生誕500年祭 実行委員長 野里元治さん。
今回は「木接太夫」について、そして山本地区の植木産業の歴史について教えて頂きました!
木接太夫とは、日本で始めて”接木”を発明した人物。
接木とは植物の繁殖法の一つで、強い台木に美しい花やいい実のなる枝を接ぐことにより、同じ花や同じ実を早く咲かせたり実らせたり出来るという技法。
現在では当たり前の様に行われているこの”接木”ですが、育てるのが難しかった植物をうまく育てるのに非常に助けになり、園芸を盛んにさせました。
そんな接木を発明した人物こそ、安土桃山時代の武将『坂上頼泰』。
第34代山本壮司であり、豊臣秀吉の旗本で朝鮮出兵にも参加した人物です。
その後隠居し、花や木作りを楽しむ日々を送る中で、”接木”の技術を発明したといわれています。
その優れた発明は秀吉の耳にも届き、接木を大阪城で披露すると、農民出身の秀吉はたいそう感動したそうです。
その結果、「木接太夫」という称号を与えられました。
・・・という歴史を教えて頂きながら、山本に根付いている植木産業のこともたっぷり教えて頂きました。
今月の23日にはそんな木接太夫の生誕500年際が行われるので、興味のある方は是非お出かけください。
11/23(月祝)10時~
場所はあいあいパークから歩いて5分のところにある、彰徳碑の前で、神事を行います。
ガーデニングなどを趣味をしている方は、そんな園芸界のエジソンへの思いを馳せてみてください。