宝塚大劇場 新緞帳『夢』お披露目
樽井美帆です
花組公演 ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』の1月26日(金)13時公演から
新しい緞帳がお披露目となりました。
宝塚大劇場には3枚の緞帳が吊るされています。
今回新しくなったのは、三番緞帳です。
緞帳題名は『夢』
ダイナミックかつ華やかであり、淡く繊細でもある、女性が持つ内なる美。
「こころとからだの美の融合」をテーマに、輝く女性像がパステルカラーの光の中で
躍動的かつ華やかに表現されています。
提供は、株式会社ワコールホールディングス。
デザインは、株式会社ワコール ワコールブランド事業部 仙澤里紗さん。
寸法は、天地9メートル・間口24メートル。
重さ約1トン。
織り方は、西陣本綴錦織(にしじんほんつづれにしきおり)
製造期間は、約5か月。
使われている色は、なんと約500色だそうです!
春を思わせるとても優しい色使い。
5組の組カラーが混じり合っていてとても美しいですね
月組組長 憧花ゆりのさん・月組トップスター 珠城りょうさん・月組トップ娘役 愛希れいかさんが出席し、
お披露目取材が行われました。
日頃から、人として女性としてより豊かに生きることが、
舞台人としても大切なことだと思っております。
客席にいらしたお客さまが、この緞帳『夢』をご覧になって、
この幕が開いた瞬間に、より豊かに美しく表現できるように
さらにさらに努力を重ねてまいりたいと思いますと
憧花ゆりの組長が感想を語られました。
客席に近い方から、一番緞帳・二番緞帳・三番緞帳と呼びます。
現在の宝塚大劇場の一番緞帳は、2009年10月から使用されている
『Access the World 飛翔』(株式会社加美乃素本舗)
二番緞帳は、2017年9月から使用されている
『Serenade(セレナーデ)』(高砂熱学工業株式会社)
三番緞帳は、今回寄贈された『夢』
旧緞帳は、2009年7月から2018年1月まで使用されていた『艶(つや)』(株式会社ワコールホールディングス)
東京宝塚劇場の緞帳は、一番緞帳『Waltz』(高砂熱学工業株式会社)、
二番緞帳は『生生流転(せいせいるてん)』(セイコーウオッチ株式会社)
宝塚バウホールの緞帳は『すみれとロココ』(高砂熱学工業株式会社)です。
宝塚大劇場の緞帳が使用されるタイミングは、開演前・幕間・終演後の
基本3回で、公演によって使われる緞帳が変わるそうです。
演出によっては3回使われないこともあるそうですよ。
また、緞帳の使用期限は契約上8年だそうです。
旧緞帳は、一部を切り取って保存されるそうです。
宝塚ホテルのロビーには、小磯良平の『騎士門出』、
新阪急ホテルには、上村松篁『春の野』が飾られていますね。
取材会の最後に、珠城りょうさんが感想を語られました。
新緞帳『夢』、とても華やかで美しくてパステルカラーの繊細な色使いをされており、
劇場に入ってきた瞬間に一気に場が華やいだ印象を受けました。
この緞帳とともに作品を愛していただけますよう精一杯頑張ってまいります。
月組公演では『夢』が使用されるのか、またどのタイミングで使用されるか
みなさんぜひご注目くださいね!