宝塚大劇場『2018年 新春鏡開き』
樽井美帆です
2018年1月1月(月・祝) 11時30分より、
宝塚大劇場『2018年 新春鏡開き』が行われました。
104周年の今年のキャッチフレーズは『その一瞬に想いを込めて』
大劇場建物入り口や楽屋口には、角松としめ縄、
謹賀新年と書かれた看板が飾られ、清々しい空気に満ちあふれていました。
1日は太陽が輝き、とてもあたたかい1年のはじまりとなりましたね。
大劇場に入ると、何やら新しいにおいが!
タイル張りだったロビーがカーペットに!
グレーのカーペットが基調になっているのですが、
ところどころに組カラーが配置されているんです。
どこにどの組のカラーが配置されているか、探してみてくださいね。
今年の鏡開き出席者は、
月組トップスター 珠城りょうさん・月組トップ娘役 愛希れいかさん。
トップコンビと華やかに新年を祝いたいと集まった方は約1800名。
会場内に入りきれなかった方もいらっしゃったようです。
なんと前日の夜、大みそかの夜よりお待ちの方もいらしたそうですよ!
鏡開きは、改札口正面のT階段の踊り場をステージとして行われます。
珠城さん・愛希さんは、向かって右手の階段から手を振って笑顔で登場されました。
T階段は、大階段と同じ26段です。
大きな拍手とフラッシュの嵐に迎えられた珠城さんと愛希さん。
珠城りょうさん
新年の幕開けに、朝からこんなにたくさんのお客様が来てくださっていて驚きました。
大勢詰めかけてくださっている光景は、舞台とはまた違ったものがありうれしいです。
愛希れいかさん
こんな光景はなかなか見ることができないのでうれしいです。
【昨年を振り返って】
珠城りょうさん
昨年は、一年前の今日が大劇場の初日で新生月組大劇場お披露目公演でした。
初日を目前にしてとてもハクハクしていたので、
きっと花組のみなさんもドキドキされているんだろうな思います。
それを思うと一年本当にあっという間で、色々な公演に出させていただき
経験をさせていただきました。とても楽しく充実した一年でした。
博多座公演での『長崎しぐれ坂』は、ちゃんとした日本物は初めてでしたが、
轟悠さんとご一緒させていただきとても勉強になりました。とにかく楽しかったです。
『All for One(ワン)』も上演させていただき大変充実していました。
戌年にかけてワンを強調され、大きな拍手がわきました!
愛希れいかさん
珠城さんがトップになられて月組が新しくなり、
新鮮で新しいことにたくさん挑戦させていただき楽しかったです。
全国ツアー『クリスタルタカラヅカ』では、
犬のように駆け回るデュエットダンスもさせていただきました。
この場面は、高級なドッグランと言われていたそうです!
楽しく会話をしながらの進行で、笑顔絶えないお二人と会場のみなさん。
子どもの声にも優しく反応する愛希さん。
鏡を開く前に、木槌を持ったお二人の写真撮影タイムです。
珠城さんが凛々しいのはもちろんですが、
愛希さんもさすが元男役!凛々しくてかわいいです!
向かって右・左・真ん中・後方へ、改札の外の方へと目線サービス
いよいよ鏡が開かれます!
「思いっきりいきましょう!」という司会の方の言葉に、
珠城さんは「分かりましたぁ~!」と頼もしく答えられ、
私は『All for One(ワン)』での力強い壁ドンを思い出しました!
熱く樽のふたをみつめるお二人
『2018年が素晴らしい年となりますように、せーの、よいしょ~!』
「よいしょ~!」は会場全員で唱和。
開かれた鏡を見て「うわぁ~!」と驚き見つめあって爆笑されるお二人。
鏡は勢いよく開かれ、のちほど振る舞い酒として来場者に配られました。
続いて乾杯です。
枡に入ったお酒を、トップコンビが代表で乾杯の唱和とともにグッと!
珠城さん・愛希さんともに勢いよく男前に飲み干され、
会場からは「おお~!」という驚きの歓声が上がりました。
珠城さんは、お正月どんなに忙しくてもおせちやお雑煮など
日本らしさを味わうそうです。
ちなみにお雑煮、珠城さんは白みそ、愛希さんはおすましなんですって。
愛希れいかさん
いつも宝塚歌劇を愛してくださる皆さまには、
本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。
昨年もお客様からの愛をとても感じた一年でした。
今年も努力を惜しまず精一杯、みなさまに楽しんでいただける舞台を目指して
取り組んでまいりたいと思いますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
珠城りょうさん
本日は新しい年の幕開けに、お忙しいなかたくさんの方にお集まりいただきまして
大変うれしく思っております。
みなさま、本当にありがとうございます。
今年宝塚歌劇は104周年を迎えます。
そして平成は30年に突入いたします。
時代は移りゆきますが、これからも変わらずみなさまに愛していただける舞台を、
ますますより多くの人に宝塚歌劇を知っていただき、
より愛していただけるような舞台を作っていきたいと思っております。
昨年もたくさんの方に応援していただきましたが、
今年も多くのみなさまに宝塚歌劇を見守っていただけたらとてもうれしく思っております。
みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
にこやかに最後の最後まで手をふって、
後方の方にも見えるように体をのばして手をふって退場されました。
笑顔あふれる2018年の鏡開きとなりました。