宝塚音楽学校 第104期生 文化祭リポート
安來 茉美です。
2月16日(金)17日(土)18日(日)宝塚バウホールにて
宝塚音楽学校 第104期生 文化祭が行われました。
各日、12時、16時公演の全6回公演。
文化祭は、宝塚歌劇の公演と同じように、宝塚歌劇オーケストラによる生演奏で進行していきました。
本名での出演で、プログラムには50音順で記載されますが、こうした順番も最後。
卒業式の次第からは、名前は成績順で記載されます。
影アナや場内への案内も生徒が担当されます。
文化祭は3部構成です。
第1部
1.日本舞踊
清く正しく美しく
ソロは森 羽龍さん。ふわりと柔らかく、よく伸びる歌声が会場いっぱいに響き渡っていました。
2.予科生(105期生)コーラス
・世界で一番おいしいパンケーキ/キラキラ(12時~公演、16時~公演でいずれか1曲)
・憧れ
澄んだハーモニーがが印象的だった105期生の皆さん。
整列する時の靴音まで揃われていて、団結力の高さが感じられました。
3.クラシック・ヴォーカル
オペラ「道化師」より 作曲 レオンカヴァッロ
“衣装をつけろ”
ソロは越智 愛梨さん。声量があり表現力豊かに歌い上げていました。
高音部のビブラートにも、艶やかな響きがありました。
オペラ「ラ・ボエーム」より 作曲 プッチーニ
“私が町を歩くとき”
ソロは村上すず子さん。難しい高音部も自在に操られていて、バリエーション豊か。
一音一音楽しそうに朗々と歌い上げられている姿が印象に残りました。
4.ポピュラー・ヴォーカル
めくるめく宝塚の名曲メドレーが楽しいポピュラー・ヴォーカル!
1.アイ・ラブ・レビュー(「ザ・レビュー」より)
2.PARFUM DE PARIS(「PARFUM DE PARIS」より)
3. 夢を見れば…(「エンター・ザ・レビュー」より)
4.夢の果てに(「ルートヴィヒ3世」より)
5.心の翼(「テンダー・グリーン」より)
6.ごらんなさい ごらんなさい(「ベルサイユのばら」より)
7.美麗猫(ミラキャット)(「美麗猫(ミラキャット)」より)
8.ザ・ビューティーズ!(「ザ・ビューティーズ!」より)
9.シトラスの風(「シトラスの風」より)
10.うたかたの恋(「うたかたの恋」より)
11.白い花がほほえむ(「ラムール・ア・パリ」より)
12.もののふの詩(「メナムに赤い花が散る」より)
13.この愛よ永遠に(TAKARAZUKA FOREVER)(「ザ・レビューⅡ」より)
第2部
演劇〔MILKY WAY〕
皇位継承権を剥奪され茅屋に幽閉された皇子と、その茅屋に忍び込んできた泥棒の友情を描いた物語。
泥棒はコミカルなキャラクターが、貴族は仕草のひとつひとつが優雅でした。
キャラクターの個性が表情や声だけではなく、衣装の着こなし等、所作からも伝わってきました。
第3部
ダンス・コンサート
1.プロローグ タップダンス〔Footloose〕
2.バレエ 〔時のワルツ〕
3. ジャズダンス〔Tanguango〕
4.バレエ〔Movement〕
5.ジャズダンス〔Fun〕
6.モダンバレエ〔レゲトンコンチェルト〕
7.フィナーレ ジャズダンス〔You can stop the beat〕
息の合ったタップダンスや、娘役のしなやかさが際立つバレエ、フィナーレでは40名で圧巻のダンス等、表現する喜びと躍動感に溢れた素晴らしい文化祭でした!
フレッシュなエネルギー漲るステージでバウホールを沸かせてくれた第104期生の皆さんは、4月27日から宝塚大劇場で上演の星組公演で初舞台を踏まれます。
口上とラインダンスを披露されますので、是非ご覧くださいね!