宙組 瑠風輝 宝塚警察署一日警察署長
樽井美帆です
２０１７年１２月１日（金）午前１０時から、
宝塚歌劇団 宙組 瑠風輝さんを一日警察署長とした宝塚警察署年末特別警戒活動発隊式が
宝塚警察署の中庭で執り行われました。
瑠風輝さんは、２０１２年『華やかなりし日々』で初舞台を踏まれた９８期生。
２０１６年『Shakespeare～空に満つるは、尽きせぬ言の葉』で新人公演初主演。
同じ年、『エリザベート－愛と死の輪舞－』新人公演主演。
昨年、『神々の土地～ロマノフたちの黄昏～』で３度目の新人公演主演をつとめられました。
まずは、署長室にて一日警察署長の委嘱式が行われました。
『あなたを宝塚警察署一日警察署長に委嘱します。』と署長より委嘱状が手渡されました。
濃紺の男性警察官の礼服、肩や胸には金色の飾り。
金髪のショートカットヘア。
１７４センチのスラリとしたスタイル、小さな顔、本当にステキな一日警察署長ですね
署長席にも座られた瑠風輝さん
全国で現役のタカラジェンヌが一日警察署長をつとめるのは宝塚市だけ。
どんなに近い町でも叶わないのでうらやましいとよく言われますと、
来賓の方がお話しされていましたよ。
いよいよ発隊式にのぞまれます。
瑠風さんはクールで凛々しい表情。
この日は冷たい風が吹き、とても寒かったのですが、そんなことは全く感じさせない
冷静沈着な瑠風一日警察署長。
まずは部隊視閲・車両視閲です。
参加部隊は７５名、車両１０台(白バイ４台、色々な車種のパトカー６台)
一列ずつ前をとおり視閲を行います。
服装などに乱れがないかを点検。
歩き方も颯爽と美しいです。
続いて携行品の点検です。
式台に立っている瑠風一日警察署長に一斉に提示していきます。
瑠風一日警察署長に注目！敬礼！
瑠風さんも凛々しく優しい敬礼
手帳
警棒
手錠
警笛
一列ずつ一斉に吹いていきます。
拳銃
車両点検では、１０台が一斉にエンジン始動させ、
赤色灯を点灯、そしてサイレン鳴らします。
すべてがキビキビと進んでいきます。
そして、瑠風輝一日警察署長から署員のみなさんに激励の言葉がおくられます。
(一部抜粋)
一日警察署長として、また、宝塚市民を代表しまして一言ご挨拶申し上げます。
私たち宝塚歌劇団の団員は、皆様に夢と希望をお届けするため
「清く、正しく、美しく」をモットーに、日々、稽古に励んでおります。
兵庫県警のスローガンが「強く、正しく、温かく」であるとお聞きして、
私たち宝塚歌劇団のモットーと相通ずるところもあり、
人間味あふれる力強さが感じられ非常に頼もしく思います。
どうか皆様、お風邪など召されないよう健康には十分注意して、ご活躍されますことを
お祈りして、私からの激励の言葉とさせていただきます。
よく響くいい声で激励の言葉をおくられました。
激励の言葉を受けて、署員決意表明
白バイ４台、パトカー６台が市内パトロールに出発するのを敬礼でお見送りです。
発隊式終了後、瑠風輝さんにお話しを伺いました。
★発隊式を終えた感想
なかなかこんな機会をいただけることはないので、本当に貴重な経験をさせていただきました。
宝塚の舞台でもいかしていけたらと思いました。
★発隊式の中で印象に残っていること
署員のみなさんの素早さを目の当たりにして本当に素晴らしいと思いました。
音楽学校時代からみんなで一つのことをということと同じだと思い、
昔を思い出し、初心にかえりました。
★一日警察署長の制服を着た感想
シャツを着ただけでもすごく身が引き締まる思いがして、こんな光栄なことはないので、
今日感じたことを忘れないようにしようと思いました。
宝塚の舞台でも、気が引き締まるということを忘れないようにしていきたいです。
★凛々しく優しい印象だった敬礼について
宝塚の舞台でしている敬礼とは少し違うと教えていただきましたので、
それを意識してやりました。
本当の敬礼は、あまり手のひらを見せないのだと教えていただきました。
最後に白バイとパトカーに乗られた瑠風さん。
長い足をサッと楽々またがって乗られていましたよ。
パトカーの運転席にも。
赤色灯やサイレン、マイクについても教えてもって、
自分で鳴らしたサイレンの音が大きくて驚いていらっしゃいました。
２０１７年を振り返り、また２０１８年の目標をこのようにお話しされていました。
今年は様々なことに挑戦させていただき、男役として成長できた部分がありました。
来年はさらにさらに上を目指して、さらに大きい男役を目指して頑張りたいです。
最後に宝塚市民のみなさまへのメッセージです。
私もですが、自分で守れることは自分自身で守り、あたたかく新年が迎えらるようにしていただけたらいいなと思います。