たからづかブリーズサンデー「川柳の時間」ブログ版
毎週第1・第2の日曜日の9時台にお送りしています・・・
「川柳の時間」
今週、ご紹介した投句とお時間の関係でご紹介できなかった句を
講評とともに紹介する「川柳の時間」ブログ版です。
講評は、夕凪子さんです。
まずは、番組内で紹介した句を紹介いたします。
城水めぐみさん
「沈むまでおどけていたいブロッコリ」
徳道かづみさん
「強くなる愛想笑いを武器として」
「カメレオンなりたい君になれたのか」
芍薬さん
「もしかしてばかりが残る経歴書」
「トイレから鱗をめくる音がする」
猫又さん
「いぇ白い方を下さいカーネーション」
ヤスヒロさん
「万緑を抜けて小さな墓を訪う」
ひでこさん
「こんぺいとう星の欠片のままでいて」
まり子さん
「落花しきり余命宣告聞く午後に」
涅槃girlさん
「トンネルを走り抜けると流れ星」
「天国で千羽鶴を折り返す」
ここからは、番組でご紹介でできなかった句を講評とともに紹介
いたします。
徳道かづみさん
「残された者に捧げるレクイエム」
・・・「レクイエム」は鎮魂曲。
死者の魂が天国に迎えられるように祈るもの。
かづみさんは「残された者に捧げる」という。
どうぞ悲しまないでと献花もみな、残る者へ向いています。
紀子さん
「葉桜になっても私桜です」
・・・花の時はみな「ちやほや」してくれますが、
散ったら、誰も寄ってこない。
「桜は桜」の自負。
今日は毛虫さんと遊ぼ!!
広子さん
「横になってます熟成しています」
・・・横になって、テレビを見ているのは「熟成」している途中なのです。
決して、サボっているのではありません。
邪魔しないでね。
川柳は、
わがままで、
自己中心で、
大げさ!
楽しいですね!!
文子さん
「北の町に帰りたいのかリラの花」
・・・「リラ」はライラックとも呼ばれ、
ヨーロッパの山地に自生し、淡い紫の花をつける。
ふるさとを思う心は、木も人も同じ。
リラに寄せて、心を吐露されています。
ひでこさん
「しょうゆ入れ飛び込んだのさ初夏の海」
・・・初夏とはいえ、真夏日が続くこのごろです。
タイヤキ君が飛び込めば、魚の形のしょうゆ入れまで飛び込みます。
楽しそうですね~
プラスチックゴミ!!
なんて、言われないように帰ってきてくださいね。
芍薬さん
「午後五時の音符をしまう通学路」
・・・音符は、”から~す・・・„か、”夕焼け小焼け・・・„か。
元気に帰宅する子供たちのとりどりのランドセルが見えてきます。
「音符をしまう」がすてきです!
みなさん、今週もたくさんの投句、
ありがとうございました。
なお、来月は「6月」がテーマです。
6月の香りのする十七音字のドラマをお待ちしております。