「宝塚現代美術 てん・てん」-たからづかタウンガイド-
11月に入って秋らしくなってきましたね?
皆さんお元気ですか? 玉井順子です!
宝塚文化創造館をメインに友金 アパート、ソリオ1・ナチュールスパ宝塚・駅前ロータリー公園など
外や建物の中、様々なところに美術がいっぱい!
今日は現在開催中「宝塚 現代美術 てん・てん」について、沢山の作品が展示されています、
友金アパートで、宝塚アートプロジェクト代表 大野良平(おおの りょうへい)さん
アトリエDADA主催 伊佐地 恵子(いさじ けいこ)さんにお話しを伺いました。
今回で8回目となる「宝塚美術てん・てん」は、音楽や映画の街と言われている宝塚で
美術を発展させていくことを目的に始められました。
宝塚にゆかりのある、または阪神間で活躍中の現代美術作家さんたちが
横の繋がり、ネットワークを使って集合されたそうで、
面白いなぁ?と思ったのは、最初に会場が決まってどこの会場に作品を展示したいかは、
作家さんたちが選ぶという方法だそうなんです。
友金アパートは、昭和48年頃に出来たレトロ感満載のアパートで、
狭い階段に所々傷や壁の剥がれなどが良い雰囲気を醸し出しています。
そんな中で様々な作品が壁や一部屋使って表現されています。
例えば、カラーの広告を重ねて壁に貼っていたり、畳が入っていない部屋に廃材を
オブジェの様に飾っていたり、その部屋には昔風のダウンライトが点いていて
窓からの光など全部含めての作品とのことで、
レトロな部屋ならではの素敵な空間が出来上がっていました。
続いて伊佐地さんに屋上に展示されている作品についてお話しをお伺いしました。
伊佐地さんの作品は屋上に展示されています。
3本の木を組んで真ん中にチェーンを繋ぎ人が座れるイスを取り付けて
自力でチェーンを引いて2mほど上がり正面のダクトからカレーの香りを
嗅ぐというシステムです。
沢山の方が来られてイスに乗って楽しそうに香りを楽しんでいましたよ!
そのすぐ横の地面の所に排水溝があり、耳を近づけると芸者ワルツが聞こえます!
また、入口近くの黒いカーテンを開けると手作りのスクリーンに宝塚歌劇の
ステージが映し出されていました。
最近では見られなくなりましたが、
宝塚には、以前温泉街があり、花街や桶屋などもありました。
宝塚のイメージは、歌劇の街などと言われるように、おしゃれで華やかな
印象を市外の方々は持っている方が多いと思いますが、
映画や落語、温泉街に花街など様々な顔、ルーツがあります。
それらも合わせて知ってほしい内容ですね!
宝塚の現在も歴史の積み重ねだと思います。
宝塚のルーツも忘れない様にしたいですね?
今日は友金アパートで取材させて頂きましたが、
友金アパート以外にも宝塚文化創造館を始め色んなところで
作品を見ることが出来ます。
入場も無料です!
ワクワクしたり、ビックリしたり、関心したり
色々な発見が出来ると思います。
ぜひ、皆さんお誘いあわせでぶら~っと巡って見てくださいね!
「宝塚現代美術 てん・てん」
開催日時:11月10日(日)まで 10:00~17:00(一部:11月5日(火)まで10:00~15:00)
会場:宝塚文化創造館・ソリオ1・ナチュールスパ・友金アパート・KuRaTa・K-LEWIS
駅前ロータリー公園など
問い合わせ宝塚アートプロジェクト(宝塚現代美術てん・てん実行委員会)
電話:080-1437-3811