『麗人 REIJIN-Season2-』ＣＤ発売記念トークイベント＆特典会
樽井美帆です
１月２３日(土)午後３時から、
タワーレコード梅田NU茶屋町店にて
『麗人 REIJIN-Season2-』ＣＤ発売記念トークイベント＆特典会
が開催されました！
出演されたのは
元月組・花組トップスター 榛名由梨さん
元花組トップスター 高汐巴さん
元雪組トップスター 壮一帆さん
麗人シリーズ３枚目のアルバム『麗人 REIJIN-Season2-』が、
１月６日にリリースされました。
元宝塚歌劇団トップスターによる男唄カバーアルバムです。
宝塚歌劇１０２年の歴史にその名を刻む
レジェンド級のトップスター１２名の歌声が収録されています
１枚目は、２０１５年１月にリリースされた
元宝塚歌劇団トップスターたちによる史上初の
J-POP男性ボーカリストのカバーアルバム『麗人-REIJIN-』
２枚目は、昨年夏にリリースされた
昭和歌謡カバーアルバム『麗人 REIJIN-showa Era-』
そして、麗人シリーズ３枚目のアルバム『麗人 REIJIN-Season2-』
参加者と収録曲は次のとおりです
榛名由梨 『粋な別れ』石原裕次郎
汀夏子 『リバーサイドホテル』井上陽水
安奈淳 『黄昏のビギン』水原弘
瀬戸内美八 『主人公』さだまさし
高汐巴 『悲しい色やね』上田正樹
平みち 『時代おくれ』河島英五
剣幸 『歌うたいのバラッド』斉藤和義
涼風真世 『言葉にできない』オフコース
えまおゆう 『どんなときも』槇原敬之
彩輝なお 『さくら(独唱)』森山直太朗
貴城けい 『永遠に』ゴスペラーズ
壮一帆 『ロビンソン』スピッツ
４９期生から８２期生まで、
３０年を超えるレジェンドたちの歌声!
男役を極めた女性たちによる男唄を聴くことができる
究極のカバーアルバムなんです☆
３人の登場からものすごい歓声！
兵庫県出身の榛名さん・京都府出身の高汐さん・兵庫県出身の壮さんと
関西出身の３人がそろい、
まるでお笑いライブを見ているかのように
最高に楽しい面白いトークショーとなりました。
★３人の接点は？
榛名さんと高汐さんは、退団後も一緒に舞台に立ったことがあり、
一緒の舞台に立つことが多かったそうです。
榛名さんと高汐さん、壮さんの接点は、学年が違いすぎて
何もない、すれ違いも何もないと榛名さん。
でも実は、壮さんのトップお披露目公演
『ベルサイユのばら』－フェルゼン編－で
榛名さんは演技指導を担当されていたんですね。
壮さんにとっては、榛名先生なんだそうです。
また、壮さんは高汐さんのことを
ファン時代に一方的に観ていたそうです。
『今日初めてお話をするんです～
』と感激する壮さん。
服部のステーキ屋さんで、壮さんのご両親とはお会いしたことが
あるんですよと、地元ならではのトークを高汐さんが聞かせて
くださいました。
帰ったら両親に真っ先に報告しますと壮さんの感激は続きます！
★選曲の理由は？
榛名由梨さん 『粋な別れ』石原裕次郎
初演『ベルサイユのばら』でアンドレを演じた３年下級生の麻生薫さんが、
どこか歌えるところに行くたびに歌ってくれて、本当に上手だった。
いつも心をこめて素敵に歌ってくれていた。
ふとそれが思い浮かんで。
プロデューサーも好きな曲だということでパッパと決まった。
高汐巴さん 『悲しい色やね』上田正樹
宝塚時代、大阪のいいところが理解できなかった。
ごちゃごちゃしているイメージだった。
でも最近、歳とともに大阪独特の良さが分かってきた。
京都で生まれているので関西弁だし、
歌詞の背景も目に浮かんできて、自分が感じられる曲なので選んだ。
自分の琴線に響く歌。
高汐さんの色っぽい声が好きだという壮さん。
『あらぁ～
』とわざと色っぽく迫る楽しい高汐さん！
壮さんは、
『ごちそうさまでした！
耳元で歌ってもらっているようで聞いていてドキドキします。』
またまた
『歌いましょうかぁ～
』と色っぽく高汐さん。
『ギャ～！、今日は出てよかったです。』と壮さん。
ファン時代に戻ったような感激の笑顔を見せていらっしゃいました。
壮一帆さん 『ロビンソン』スピッツ
数ある候補曲の中から聞いた時に情景がすごく浮かんだ。
これは相性がいいかもしれないと選んだ。
藤井フミヤさんの『True Love』も候補曲だったが、
聞くのと歌ってみるのとは変わる。
よりバッチッとあって世界が広がったのが『ロビンソン』
司会者からスピッツの『ロビンソン』を知っていたか聞かれた榛名さん。
『シェパードは知ってるけどスピッツは知らなかった。』
高汐さんは
『ロビンソンクルーソーは知っていましたけど・・・』
上級生お二人の見事なコメントに壮さんは爆笑でした！
みなさんへのメッセージです
壮一帆さん 『ロビンソン』
すごく少年ハートな感じがして、身近な歌詞だけど壮大な曲です。
私なりのロビンソンを、みなさまにも伝わればいいかなと思い、
心をこめて歌わせていただきました。
上級生のみなさん本当に素晴らしくて、
その人の人生であるとか、宝塚で培ってきたもの、
退団後の人生で培ってこられたものが、
それぞれみなさん歌の厚みとして出ていることにとても感動しました。
高汐巴さん 『悲しい色やね』
宝塚で主役をさせていただき卒業して、何年か色んな経験をして、
先輩方が歌われる曲、下級生が歌われる曲をとても興味深く、
色んなことを感じながら聴かせていただきました。
みなさんも楽しく聴いていただけると思います。
一人でも多くの方に聴いていただきたいです。
とてもステキな仕上がりになっています。
榛名由梨さん 『粋な別れ』
タイトル『麗人』に感動していました。
最上級生、レジェンドと言われ緊張しました。
汀夏子さん・安奈淳さんさん、
同じ時代の３人が入っていて心丈夫なことでした。
１２人のメンバーを見ただけでも宝塚の歴史が分かるような人材が入っています。
スゴイ！これを買うべきだ！自分でも買ってあちこちばらまきます。
みんな素晴らしかった。
退団してからみんな勉強しているんだと思いました。
歌がうまくなってる。
成長過程を聴いてください。
３３年間のレジェンドが勢ぞろいしているアルバムなんですね
トークショーの後は、ファンの方をバックに撮影が行われました
榛名さん・高汐さん・壮さんがステージを降り
みなさんの近くに行かれると、お客さまから『キャ～！！』と歓声が！
撮影後、榛名さん・高汐さん・壮さんにお話を伺いました。
退団したら会う機会がなかなかないので、
レコーディングでみんなの元気そうな顔を見たらうれしかったと
榛名さんはお話されていました。
たくさんの方を魅了されてこられた方々なので、
何気なく発する一言であっても、
お客さまの心をぐっとつかむ魅力が備わっていらっしゃるんだなと
あらためて思いましたと壮さん。
また、榛名さんは
トップスターを経験した人間は、
ピラミッドの頂点にいってみんなをたばねてきてるから、人間的にも成長しているし、
辞めたら辞めたで冷たい水にかかったり、色んな経験をします。
あたたかい宝塚の世界から解き放たれて
いかに自由にどれだけはばたけるかを上級生として見ています。
みんなに活躍してほしい。
いつも私たちはみんなの味方です。
それが宝塚のいいところだと思いますとおっしゃっていました。
高汐さんは、ＯＧのつながりについて次のようにお話されました。
姉妹みたいな感じ。
他の芸能界の方がとてもうらやましがる。
上下関係があっても体育会系の仲間意識があるかな。
時代が違っても。
レコーディング中のエピソードや自分の歌への新たな発見を伺いました。
榛名由梨さん
宝塚の大舞台でドラマティックに歌うことばかりしていたので、
今回は声を出してはいけない、出しすぎないでおさえて、
聴いている方とマンツーマンで、語りかけるような歌い方、
ささやくような歌い方をすごく勉強させていただきました。
高汐巴さん
生の舞台が多いので、おさえてタイトに声を出すのが
舞台と違うのですごくいい経験になりました。
壮一帆さん
少ないメンバーのバンドが歌っている曲を、
フルオーケストラで歌うので、厚みも違うし雰囲気も変わっています。
新しいロビンソンを歌うことができたと思います。
音楽にすごく助けてもらいました。
その違いも聴いていただけるとうれしいです。
ベテランのオーケストラメンバーもいらっしゃって、
応援団が後押しをしてくれているような雰囲気。
本当にすごかった。鳥肌がたった。
また宝塚のオーケストラとはジャンルが違うのでしびれましたとも
榛名さんはお話されていました。
壮さんへの退団後の人生アドバイスを求められた榛名さん。
宝塚を卒業したことの誇りを持って生きていっていると思う。
宝塚で培ってきたものにプラスアルファーしていく力の出し方はこれからが勝負。
辞めてからの勝負をいかに生きていくか。
退団したら自分の実力だけになるから、そこが厳しい。
いかに前向きに元気に頑張れるか。
宝塚でトップスターをしたという誇りを忘れずに。
壮さんを応援しますよ。
アドバイスを聞かれた壮さん。
宝塚に入らなかったら、ただ憧れだった素晴らしいスターの方々に、
自分が入ったことによって、しかも宝塚を退団してから
こういう機会が増えることがありがたいです。
同じように道を歩かれている諸先輩方がいらっしゃることが、
自分にとってどれだけ心強いかを今日も特に感じました。
私は頑張っていけるんだなと今日あらためて思いました。
下級生から教わることもあるし、背中を見て得るものも多い。
お互いにねと優しい眼差しを送る高汐さん。
お互いを思いやる大きな心をお持ちのみなさん。
そんなみなさんの歌声がつまった
『麗人 REIJIN-Season2-』
ぜひ、お聴きくださいね