宝塚大劇場『2020年 新春鏡開き』
樽井美帆です
令和初の元日、
2020年1月1月(水・祝)11時30分から
宝塚大劇場『2020年 新春鏡開き』が開催されました。
今年2020年のビジュアルがステキ
風に翻る真っ赤な旗に白字で『2020 TAKARAZUKA REVUE』という文字が印象的。
とてもスタイリッシュで勢いを感じるデザインですね。
キャッチフレーズは、
『夢と感動を世界へ。いま、タカラヅカから-。』
今年は東京オリンピックも開催されますので、
日本に来られた世界の方々に宝塚歌劇をご覧いただきたいです!
大劇場建物入り口や楽屋口には、角松としめ縄。
大劇場内は、清々しい空気と、
鏡開きに来られた約1800人のお客様のに熱気に満ちあふれ、
劇場内には、お琴など和楽器の調べが流れていました。
風もなく、青空が美しい素晴らしいお天気で、2020年の宝塚の街はスタートしました。
新しい年、新しいポイントをいくつか発見しました。
大劇場正門を入って右手、新しい宝塚ホテルほぼ外観は完成しています。
まるでヨーロッパの街のよう。
新しい宝塚ホテルと大劇場の間の壁には、
105期生のラインダンスの大きな写真が飾られています。
写真を撮影されてことがある方も多いのではないでしょうか。
右上に『2020 TAKARAZUKA REVUE』の文字がきらめいています。
とっても大きな公演ポスターが飾られていてフォトスポットになっている場所は、
先ほどご紹介したスタイリッシュな2020年のビジュアルと、
現在の雪組公演のポスターが並んでいます。
ビジュアルに10人、雪組公演ポスターにも5人映っているので迫力満点。
ぜひ16人目として写真撮影をお楽しみくださいね。
華やかに新年を祝いたいと集まった方の数は1800名。
このあと初詣に行かれる方も多いのか、男性や子どもさんも多く見うけられました。
朝早くから多くの方が並ばれ、改札内に入りきれなかった方もいらっしゃったようです。
鏡開きは、改札口正面のT階段、踊り場をステージとして行われます。
1800名のお客様が今か今かと待たれる中、向かって右手の階段から、
星組トップコンビ 礼真琴さん・舞空瞳さんの順に並んで笑顔で登場され、
大きな拍手に迎えられました。
【登場されての感想】
礼真琴さん
すごいです。
みなさんの携帯電話のカバーがすごくよく見えます。
舞空瞳さん
元旦からこんなにも多くのお客様にお会いすることができてすごく幸せです。
【昨年を振り返って】
礼真琴さん
生きてきた中で1番激動の1年となりました。
元日から公演をさせていただき、そして星組トップスター紅ゆずるさんのご卒業公演、
お二人からバトンを受け継ぎ新たな星組のスタートを切らせていただきました。
色んな役にも挑戦させていただき、本当にたくさんのことを学ばせていただいた1年でした。
舞空瞳さん
私にとりましてもとても激しく揺れ動いた1年になりましたが、
その度にたくさんの方にお世話になって、たくさんたくさん助けていただいた
本当に感謝の気持ちでいっぱいの1年でございました。
何度も何度も目を合わせて、ニコニコされるお二人。
呼吸を感じ合いながらお話しをされます。
お互いを大切にされている、二人の絆を強めていかれているんだなと感じました。
いよいよ鏡開きです!
白い手袋をはめるお二人。
少し早く礼真琴さんの方が両手はめ終わりました。
それをまるで『ステキ』という感じで笑顔で見つめる舞空瞳さん。
木槌を持った二人の写真撮影タイムです。
向かって右・左・真ん中・後方へと目線を向けて
入ることができなかった改札の外の方々に手を振ってこたえられました。
おしとやかなポーズだったので、元気なポーズをと急遽もう1ポーズを
司会の方からリクエストされてお二人は、真剣に相談。
礼さんがリードしてポーズを決められていました。
舞空瞳さんの体の向きをクルクル回して、こっち向きねと優しい礼真琴さん。
その礼真琴さんの意図を瞬時に察知し、ポーズをとり表情を決める舞空瞳さん。
このコンビの公演を早く大劇場で見たいと思いました。
お二人が背中合わせになり、木槌を高く上げます。
凛々しいポーズに『おお!』と歓声が上がりました。
礼真琴さんのちょっと眉間にしわをよせた表情、舞空瞳さんの決め顔もステキでした。
さあ、いよいよ鏡が開かれます!
笑顔で心ひとつに熱く樽のふたをみつめるお二人。
『2020年が素晴らしい年となりますように、せーの、よいしょ~!』
見事に開かれた樽を見つめ、驚いた表情のお二人。
しばらくは樽の中を見つめ、笑いながらお話しをされていました。
勢いよく鏡は開かれ、のちほど振る舞い酒として配られました。
続いては乾杯です。
枡に入ったお酒を、二人が代表で乾杯の唱和とともにグッと。
ゆったりと堂々と飲み干されました。
【お正月といえば】
礼真琴さん
宝塚に入るまでは、おじいちゃん・おばあちゃんが暮らす田舎
(茨城県の畑に囲まれたポツンとあるお家)に家族全員で帰って、
親戚一同が集まって、ぞろぞろとみんなで初詣に行くのが恒例でした。
最近は全然参加できていませんが。
舞空瞳さん
親戚で集まっていました。
実家の近くが箱根駅伝の沿道となっておりますので、
選手のみなさんを家族で応援しに行っていました。
今は参加できていませんが。
【2月7日に初日を迎える宝塚大劇場公演について】
幻想歌舞録 『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』
作・演出・振付/謝 珠栄
Show Stars 『Ray -星の光線-』
作・演出/中村 一徳
礼真琴さん
星組が全員揃い新生星組が、改めてみなさまにお披露目という形で公演させていただきます。
謝先生ご自身が1から作られた作品は今回が初めてです。
中村一徳先生は、18年ぶりの星組大劇場です。
紅ゆずるさんの初舞台『ラッキースター』以来です。
ご縁に感謝しつつ、パワフルでエネルギッシュな舞台になるように
全員で力を合わせて頑張っていきたいと思いますので、
みなさまぜひ観にいらしてください。
【今年の抱負とごあいさつ】
舞空瞳さん
みなさま、新年早々お忙しい中、こんなにもたくさんの方にお集まりいただき、
元旦からすごく幸せな気持ちでいっぱいでございます。
みなさまにお会いできたこの奇跡と思い出を胸に、
本年も1日1日を大切に、新生星組となりましても大切な1年目になりますので、
日々成長していけるよう精一杯努力してまいりたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
礼真琴さん
星組もガラッと変わりましたが、今まで星組を作り築き上げてくださいました
先輩方の思いをしっかりと胸に刻んで、星組をこれからも盛り上げていけるように、
私たちをはじめ出演者一同全員で下級生の一人一人にいたるまで、
元気にパワフルにこの1年も走ってまいりたいと思いますので、
みなさま本年もどうぞよろしくお願いいたします。
【鏡開きに参加された感想】
礼真琴さん
昨年はお正月を感じないまま、ひたすら必死で舞台に立っていたので、
本年はこうしてしっかりとお正月を感じスタートさせていただけて本当にとても幸せです。
皆様にとりましても、たくさんの幸せが舞い降りる1年となりますように、
そして宝塚歌劇をよろしくお願いいたします。
再び右手の階段より、にこやかに手を振りながら退場されました。
とてもフレッシュで笑顔あふれる、楽しく頼もしい雰囲気の鏡開きとなりました。