ガーデニング相談室 ~7月1日
ガーデニング相談室 松村佳代です。
アドバイザーは山尾周平さんです。
今日の質問
『冬の間に食べたフルーツの種を埋めていたところ葉っぱがでてきました。
なんの葉っぱでしょうか?』と画像付きで質問が届きました。
葉っぱは手のひらくらいのサイズでギザギザが特徴。
画像を山尾さんに見てもらったところ、ブドウとのことでした。
果物の種は撒くと芽がでてきます。
ですが、成木にならないと実はつきません。
また、ブドウの場合は交配をさせないと実りません。
生産者のみなさんは接ぎ木をして育てています。
種から育てて実らせるのはなかなか大変、素人ではむずかしいということです。
「桃栗三年柿八年」と言われるように
実がつくまでには長い年月がかかるんですね。
季節の植物や花のおはなし
ブルーベリーの受粉について
今、旬をむかえているブルーベリー
来年もたくさんの実をつけるには?そのコツを教えてもらいました。
ラビットアイ系のブルーベリーは1本だとほぼ受粉しません。
ハイブッシュ系の場合は1本でも6割ほどは実がつきます。
多くの果物と同じようにブルーベリーも1本で育てるより、
複数でお互いに受粉させることでたくさん実をつけます。
受粉の媒体はいろいろですが、ブルーベリーは虫媒花=ミツバチが媒体になります。
ミツバチに任せていると7割ほどは受粉しますが、
さらに人工授粉をするとおよそ9割に実がつきます
ブルーベリーはスズランのような小さい白い花を咲かせます。
花の時期に、ふさふさの梵天や綿棒でやさしく交互に授粉しましょう。
花粉は朝一番が一番つきます。ぜひ早起きしてやってみてくださいね。
系統が同じで、品種がちがう種類で受粉させるのがポイント
あいあいパークのおすすめの品種を売り場に表示しています。
ブルーベリーフェアは8月23日(日)まで開催しています
おいしいブルーベリーが鳥たちに狙われないように、
フェアの会場はネットで覆われています