「ランランバス本格運行」-たからづかタウンガイド-
日中と朝夕の温度差が広がって来ました。
皆さんお元気ですか? 玉井順子です!
今週のゲストコーナーは、
来月10月1日から本格運行する
「ランランバス」について
「ランランバスを守る会」の
青木晴美(あおき はるみ)さんに
お話しを伺いました。
*ランランバス運行の経緯・・・
JR 宝塚駅前から宝塚市月見山や長寿ガ丘
を循環するランランバスは、住民の皆さん
と行政が懇談などを持ち続け、アンケート
や署名運動などを経て2014年
みなと観光バス(㈱に決定し翌年から
運行開始しましたが、2018年台風により
みなと観光バス㈱が被害を受け運行終了
2019年7月より㈱フクユが後を受け
試験運行を、そして2020年10月から本格
運行が開始されることになったそうです。
この様に紆余曲折を乗り越えてきた
ランランバスですが、
例えば、みなと観光バス㈱さんが
撤退せざる得なくなった時にも、
ランランバスを守る会の皆さんだけでなく
宝塚市やみなと観光バス㈱さんの尽力も
あってほどなく㈱フクユさんにお願いする
事が出来たそうで、その他にも沢山の方々
の協力があったそうですよ!
青木さんも
とても感謝されていました。
*ランランバスはなぜ必要なのか・・・?
交通の利便性や環境の良さなど様々な
理由で多くの方が月見山・長寿ガ丘に
住むようになったのですが、年月を経て
高齢化が進み、急勾配に買い物や通院など
日常生活に負担や危険を
感じるようになってきたそうです。
また高齢者だけでなく障がいを持った方や
子育て中の世代からもバス運行を切望
されることから、バスがあれば便利と
言うより、地域にとって無くてはならない
ものだということだそうです。
そして、
福祉タクシーでも知られている㈱フクユ
さんも、高齢者や障がい者の皆さん
を始めとした必要とされる方のためにと
参入され、運行し続けたいとの思いが
あるそうで、沢山の優しさが詰まったバス
なんだかなぁ?とお話しを聞いていて
感じました。
*イコールパートナー・・・?
これから続けて行くために、バス事業者
行政、地域の3者は対等な提携、対等な関係
であることが必要だとのこと。
これをイコールパートナーと表現
され、一緒に信頼関係や絆を深めて
行くことが必要と考えているそうです。
そのため、ランランバスを守る会は
広報誌を発行して運行の状況や地域の声を
紹介したり、自分たちで出来ることは
積極的に行っているそうです。
*本格運行に向けて・・・
車内は出来る限りの感染対策を心掛けて
いるとともに、バス車内には
「ランランバスを守る会」作成の
・会話を控えましょう
・両替の無いようにしましょう
・マスクを着用しましょう
以上の「3つのお願い」パネルが掲示
されているそうです。
楽しくお喋りしながら乗りたい所
ですが、今は我慢しなくては・・、
ですね!
*他地域の方もぜひ・・・
ランランバスは、ちょっとした観光や
素敵なカフェなどの利用にも使えます。
他の地域にお住まいの方もぜひ
ご利用下さい!
そうそう、バスにラッピングされている
顔が三日月で胴体が亀の
マスコットキャラクター「ランランちゃん」
は、月を見る亀でとても縁起が良いそうで
見た日は良いことがあるらしい・・・?
ランランちゃん
時間やルートなど詳しくは
ランランバスのチラシ、または
㈱フクユさんのホームページを
ご覧ください!
ランランバスの様な取り組みは、
宝塚市の他の地域を始め、日本にとっても
目の前に迫っている高齢化社会を
優しく暮らしやすくするための
モデルケースになっていくの
ではないかなぁ?と思います。
ランランバスがこれからもずっと
走り続けて行くことは
とっても明るい未来に繋がるのかも
知れません。
本当に大変だとは思いますが
頑張って頂きたいし、
応援していかなくては行けないなぁ?
と改めて思いました。