ガーデニング相談室 ~11月25日
ガーデニング相談室松村佳代です。
アドバイザーは山尾周平さんです。
今日の質問
『モミの木を鉢に植えています。9月頃から葉が落ち始めましたどうしてでしょうか?』
毎年この時期にモミの木やコニファー類が弱ってきたのですが、、、という相談が多く寄せられます。
考えられる原因はいろいろ。
まず1つ考えられるのは「夏場にお水をあげすぎてしまった」こと。
土が乾かないうちに水をあげているとどんどん根腐れして、涼しくなった10月頃から弱ってきてしまいます。
また、カナブンの幼虫「根切り虫」がたくさん土の中に発生していたということもよく聞きます。
針葉樹には虫がつきやすいようで、鉢の中で根っこを食い荒らしていたということが多いのです。
カナブンに効く殺虫剤、オルトランやダイアジノンなどを使ってください。
粉状の薬で土の上にまくと水と一緒に根っこが薬を吸収して、その根を幼虫が食べると退治できます。
12月から春先ころ、幼虫がまだ小さいときに散布するのがポイントです。
植え替えをするときに虫がついていないか根っこをみるようにしてくださいね。
季節の植物や花のおはなし
カランコエ
カランコエ、私は初めて名前を知りましたが、このお花見たことがあるわという方が多いかも?
葉っぱが水分を蓄えていて肉厚。
乾燥気味に育てるのがポイントです。
寒さに弱い植物です。冬場は室内の日の当たるところで管理してください。
お花を楽しんだ翌年にうまく咲かせるにはポイントがあります。
カランコエはポインセチアと同じく短日植物。
日照が短くなると花芽をつけ始める性質なんです。
自然に任せていると1月~2月に花を咲かせますが、寒いのでうまく咲かないことが多いです。
できれば温度がまだ高い12月頃に咲かせる方が葉も元気で花もきれいに咲きます。
8月終わりから9月の初め頃から40日間以上日光を遮りましょう。
たとえば「夕方に押し入れにしまって、朝一番に出す」「夕方に段ボールをかぶせる」など。
4月の中旬くらいからは屋外で管理しても大丈夫です。
直射日光は苦手ですので置く場所を注意してくださいね。
カランコエもポインセチアも春に剪定しましょう。
半分くらいの長さにすることで、春以降に次の葉を伸ばし花芽をつけてくれます。
それでは、また来週~