早春の女神「ギフチョウ観察会」-たからづかタウンガイド-
皆さんお元気ですか?
玉井順子です!
今回のゲストコーナーは、
自然体験教育研究所 代表
足立勲(あだち いさお)さんに
お越し頂き、「ギフチョウ観察会」と
ギフチョウの魅力についてお話を
お伺いしました。
·足立さんはパイオニア···!
現在日本では絶滅危惧Ⅱ類、
兵庫県絶滅危惧Bランクに指定されて
いるギフチョウを、昭和48年日本で
初めて宝塚市立宝塚自然の家で
飼育を始められのが足立さんとのこと
まさにパイオニアですね❗️
·なぜ絶滅危惧に···?
きっかけは1960年代の燃料革命だそ
うで、それまでは主な燃料は森など
から切り出した木、薪などだったそう
ですが、この頃を境に石油などに
変わっていき、常緑樹が増え
ギフチョウの幼虫のエサである
カンアオイという植物が育ちにくく
なったからだそうです。
·ギフチョウの魅力とは?
ギフチョウを守り続けている足立さん
にギフチョウの魅力をお聞きしました
まず美しさ···!
アゲハチョウの仲間で、
黒と黄色の縞模様に後ろには赤や
オレンジ、ブルーなどの色の模様が
あり存在感のある美しさは
アゲハチョウに良く似ています。
ただ大きさはモンシロチョウより
少し大きいくらいだそうです。
そして春にか見られない···!
ギフチョウは一年間で3月下旬から
4月中旬頃までしか見られないそうで
とても貴重なんですね!
宝塚市では西谷でしか見られない
そうです。
そのギフチョウの魅力を知ってもらう
ために「ギフチョウ観察会」が
開催されます!
「ギフチョウ観察会」
日時:2021年3月28日(日)
午前の部
10:00~ギフチョウセミナー
11:00~茅葺き民家の見学
午後の部
13:00~ギフチョウセミナー
14:00~茅葺き民家の見学
場所:宝塚市立宝塚自然の家
(宝塚市大原野字松尾1)
定員:午前·午後各先着約30名
(どちらかにお申し込み下さい)
対象:どなたでも。
(ただし、小学生以下は保護者同伴)
〈内容〉
·紙芝居(春の女神ギフチョウ物語)
·ギフチョウ観察(飼育している
ギフチョウを見たり触ったり、また
チョウに蜜を吸わせる方法も伝授
してくれるそうですよ!)
·チョウの写真撮影や質問コーナー
·江戸時代に建てられた茅葺き民家を
見学、昔の人々の暮らしやギフチョウ
の関係、里山についての学習など
申し込み:教育委員会社会教育課
電話:0797-77-2029
詳しくは、広報たからづかや
「宝塚市自然保護協会」の
ホームページにも掲載、こちらの
メールアドレスからも申し込みが
出来るそうです。
また、宝塚市自然保護協会の
ホームページには、ホタルの観察会
など今後の活動についても掲載して
いるので、ぜひ一度覗いてみて
下さいとのことです!
·大人が楽しんで···!
最後に足立さんから頂いた
メッセージは、最近昆虫が苦手な
子どもたちが増えているそうで、
まず、保護者の皆さんが子どもさん
の手を引いて野山を散策してほしい
とのこと。そして夕陽や自然や昆虫
たちの美しさなど色々なことに
感動してほしい!と、大人が感動する
と子どもにも伝わると仰ってました
自然も動植物も私たちにとって
なくてはならないとても大切な
パートナーではないかなぁ?
と思います。
まずは大人が感動する!ことは
自然を守っていく一歩にも
なるような気がしますね❗️