「市立病院の得した気分!」-たからづかタウンガイド-
気温の寒暖差がちょっとありますね?
皆さん体調大丈夫ですか?
玉井順子です!
今回は「市立病院の得した気分!」
今月は、診療部長 兼 外科主任部長
岡田敏弘(おかだ としひろ)先生に
外科の体制や腹腔鏡手術について
お聞きしました。
·腹腔鏡手術の始まり···?
まだ日本では導入されていなかった
腹腔鏡手術を
いち早く導入された宝塚市立病院。
始まりは当時の泌尿器科の先生が
国際学会でフランスなどで行われてい
る手術を見て外科の先生にすぐ連絡。
外科の先生も「これは!」と感じたん
ではないか?と思うのですが、ビデオ
や器具などを取り寄せたそうで、
その素早い行動と「これは必要!」
と感じた先見の明や柔軟な感性が
やっぱり凄いなぁ?と勝手に上から
目線で思ってしまいました。
そんな腹腔鏡手術を岡田先生は最初
メリットについて理論上では分かるが
実際はどうなのかなぁ?と思っていた
そうです。 ところが初めて手術した
患者さんが翌日スタスタ歩いている
のを見て凄いなぁ?と感じたと、
開腹手術では考えられないことだった
そうなんです。
平成5年(1993)に日本内視鏡外科学会
の全身である第6回内視鏡外科手術
研究会を宝塚市立病院が主催、
宝塚ホテルで手術をライブ配信した
そうで、何とその時の執刀医が
岡田先生だったそうです。
リアル白い巨頭···?
·現在は···?
現在は腹腔鏡手術は一般的な手術と
なり、いち早く腹腔鏡下胆嚢摘出手術
などを導入した宝塚市立病院も胃がん
や大腸がん、肝臓やすい臓がんや良性
の腫瘍、胆石症、鼠径ヘルニアなど
様々な手術に適用、また
肺は胸腔鏡手術だそうです。
現在外科スタッフは10名ほど。
消化器が9名、乳がんが1名、両方兼ね
た方が1名と多くのスタッフで、
充実した体制を整えていて
コロナの影で受診を控える人が多いと
言われている中、宝塚市立病院は
昨年の手術数がこの10年の中で一番
多く一昨年より19%増えたそうです。
昨年はコロナの影響ですぐに必要
としない手術を後回しにせざる得ない
こともあったそうですが、
今は待機患者さんを減らそうと積極的
に対応、ブレーキではなくアクセをと
考えているそうです。
·岡田先生から···!
コロナの影響で診療を控えている方も
増えているそうです。
ただそうすると、症状の悪化や病気
が進行する可能性があるので、症状が
あれば、早めに診察してください、
とのことです。
本当に、コロナ以外にも病気は沢山
あります。悪化したり進行すると
怖い病気もあるので、かりつけ医など
も含めて、早目の診察はとても大切
かも知れませんね!