「災害時の電気の取り扱い情報!」-たからづかタウンガイド-
9月最初の土曜日、あいにくのお天気ですが皆さんお元気ですか?
玉井順子です!
さて、ゲストコーナー、
今週は、関西電力送配電株式会社
阪神配電営業所 保全係 係長
西森 晃治(にしもり こうじ)さん
同じく、保全係 作業長
村雲 久晋(むらくも まさくに)さんに
「災害が起こった時の電気の取り扱いと情報」について、お電話でお話しをお聞きしました。
上司と部下と言う関係とは思えない程和気あいあいとした雰囲気のお二人。お聞きすると保全係自体がとっても、アットホームな職場だとか! ちょっと羨ましいかも····?
·「関西電力送配電株式会社」とは?
関西電力(株)から分社した会社で、送配電事業を行っている会社。
·送配電事業とは?
電柱に昇って配電線の補修作業を行ったり、高い鉄塔の上で送電線の点検を行ったり、関西一円に張り巡らされた電線を使って、電気を安全安定的に必要な所に届ける事業。
·局地的豪雨など災害などでの私たちへのアドバイスをお願いしました。
工場や施設などへは···受電設備などは建物の上階へ移動や防波堤や水蜜扉の設置、非常用発電機や蓄電池を設置すると非常時における防災対応力が更に高まるのでは、とのこと。
家庭など個人の場合は···電化製品が水に浸かってしまった時は危険なので、使用しない。浸水の原因になるので、自宅近くの下水道の側溝や雨水マスに詰まっている枯れ葉やゴミは事前に、とりのぞいておく。河川の氾濫被害が不安な場所などは土嚢の準備や車の移動、通帳や印鑑など貴重品をすぐ持ち出せる様まとめておくと良いのでは?とのこと。
·避難所等に避難する時に気をつけることは?
電気が復旧した際、漏電が原因の火事が発生する恐れがあるので、避難時にはブレーカーを切る。ハザードマップで災害リスクなどの情報チェック、また家族と避難経路や連絡方法などの情報を共有しておく。
·これからも続きそうな台風シーズンにおける事前準備や心構えは?
トタン屋根や看板、養生シート、テレビのアンテナなど飛ばされやすく危険な上、電柱、電線に接触すると停電の原因にもなるので、事前に片付けたりしっかり固定するなどの対策をお願いしたい、また切れた電線や折れたり傾いた電柱は、感電の恐れがあり大変危険なので絶対に近付かず、下記のフリーコールへ連絡して欲しい、とのことです。
フリーコール:0800-777-3081
·こんな情報も教えてくれます!
停電発生時には、関西電力送配電さんのスマホアプリ「関西停電情報」やホームページから停電状況や復旧作業の進捗状況、復旧見込み時間などを確認することが出来るそうです。
スマホアプリはホームページからインストール可能で、10地域まで登録出来て登録した地域で停電が発生すると通知があり、復旧状況や復旧見込み時間なども確認出来るそうです。
進捗状況まで確認出来たら、何時まで停電が続くのか?など知ることが出来ると安心出来ますね!
·「おくりん」知ってますか?
おくりんは、関西電力送配電さんのマスコットキャラクターで、黄色いヘルメットを被った暮らしにかかわる大切な情報を送ってくれるキャラクターです。
ちなみに、趣味は電気設備の点検を兼ねた散歩で、有事の際には電気の速さで駆けつけてくれるそうですよ!
ホームページにはおくりんの電気教室や小さな子どもさん用にぬり絵等も掲載されているそうです。
気になる方は、要チェックですね!
電気は絶対止めてはいけない!24時間365日、安全安定的に私たちに届けるのが使命だと仰っていました。
電気は当たり前にあって、日頃はその大切さに気づきにくいのですが、安定的に安全に届けてくれることがどれだけ大切なことか、災害が多くなってきた昨今、改めて考えることが多くなって来ました。
私たちを守ってくれている様々な、まわりに感謝しながら、自分で自分を守るためにも災害に対する心構え、準備や対応、情報収集など 出来ることはいっぱいだなぁ?と改めて思いました。