たからづか8丁目35番地(水)「川柳の時間」ブログ版
みなさんこんにちは!
たからづか8丁目35番地・水曜日
パーソナリティーの山崎彫科です。
「川柳の時間」
10月5日は 茉莉亜 まり さんにお越しいただきました。
番組内でご紹介できなかった作品の抜粋を掲載いたします。
秋の扉が開ききりました。金木犀に萩、秋桜、紫式部。
風、空とともに、花々も一斉の秋です。
本日もたくさんのご投句、ありがとうございました。
Youtubeでの生配信、そしてアーカイブもご覧いただき、ありがとうございます。
アーカイブは一週間程度残ります。みなさんのライフスタイルに合わせてお楽しみいただけますと幸いです。
是非「チャンネル登録」をしてお楽しみください。
番組内でお読みできなかった作品の抜粋です。
○愛なんて所詮はナッツ入りのチョコ 一橋悠実
ナッツ入りでチョコ本来の良さを誤魔化しているまやかしの愛、なのでしょうか。
あいまって絶妙なコラボとなれるならほんものになることもあるのかも。
○レモンティー飲んで話聞いてあげる 川端日出夫
聞いて「あげる」話はすこし重かったり、すこしかなしかったり、でしょうか。
話を分け持ちつつ、レモンの香りでご自身を保ち、守るのがいいかもしれませんね。
○かげろふの自由 蛹を捨ててまで 猫又夏梅堂
はかない命を生きるかげろふ。蛹を、いえなにもかもを捨ててまで、その自由を守ってください。
○可視溶けて比喩伸びてゆく夕の暮れ 高良俊礼
誰そ彼、夕の暮れ。目に見えるものの輪郭はすべておぼろになってゆく。
「ごとく」「ような」と、比喩がおぼろを補ってゆく。
○だいじょうぶだいじょうぶって秋の空 玉山智子
がんばれがんばれと迫った夏の空から秋へ。すっきりと高くなる空。透明感を含む蒼。なにかを包み込む羽衣のような雲。そう、秋の空はだいじょうぶの空。
文芸コーナー『川柳の時間』
毎月第1週は茉莉亜まりさん、
第2週は夕凪子さんをお迎えしてお届けします。
これからも皆さんからのたくさんのご投句、お待ちしています。
メールアドレス:fm@835.jpに
「 水曜日の川柳コーナー」宛でお送りください。
番組当日朝8:30まで募集しています♪
六甲ミーツ・アートに出かけました。六甲枝垂れの中で天井を見上げると素敵なフェイクムーンが見えました。
写真:茉莉亜 まり さん