たからづか8丁目35番地(水)川柳の時間

2026年11月4日川柳の時間

局のブースから仰ぐ空が澄んでいます。色づく木々が目にうれしく、しばしの良い季節です。きょうのたからづか8丁目35番地 「川柳の時間」は茉莉亜まりの鑑賞、パーソナリティーは山崎彫科さんでお届けいたしました。

「川柳の時間」はFM宝塚公式youtubeチャンネルにて同時生配信でお送りしてます。アーカイブは一週間程度残ります。チャンネル登録をしてお楽しみください。

番組内で紹介できなかったお作品の抜粋と講評はこちらでお読みいただけます。

 

気がかりのニョキニョキ生えて息苦し

和音

気がかりがニョキニョキ。心を占めてきて息が苦しくなる。ニョニョキを刈り取ることができればと思うけれど、きのこやタケノコのようにはいかないのが気がかりの厄介なところ。

何もできない日々で勘弁願います

一橋悠実

 

そんな日があるからこそ、なにかにを蓄えることができるのだと思います。できないときにはできないをやりつくす。それでいいですよ、とだれしも自分を勘弁していきましょう。

風の色見たくてふらり終の町

カッシュママ

さいごまで、はここで、と決めた町。おわりのときに吹く風はどんな色をしているのだあろう、と訪う町の風の中、自身のこれからと向き合う。

堤防のすすきがずっと呼んでいる

川端日出夫

秋風に揺れるすすき。秋のさ中へおいでよ、と呼んでいる。いざないにしたかって堤防に辿り着いたならなにに出合わせてもらえるのだろう。

影たちの袖の隙間に秋の風

高良俊礼

いつのときもそっと寄り添っている影。その袖の隙間に秋の風がすっと忍び込む。その風が運びくる憂い。影の主は気づかないかもしれないがそこにたしかに潜み続ける秋の風。

やさしさにひそむ獣とめぐる月

緑茶パンダ

獣をひそめさせたやさしさこそまことのやさしさい。たおやかでしたたかな獣と月を巡れば、啓示のような月あかりが降りそそぐだろう。

 

茉莉亜まりの一句

羅針盤超えてすべてに辿り着く

~イトナミ大山藝術祭 連作「潮舟に寄せて」より~
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(写真キャプション)

~11月15日まで開催中のイトナミ大山藝術祭にお招きいただき、展示、川柳のワークショップ、パフォーマーの方々がパフォーマンスを作成するソースとなる川柳・短歌・詩の提供で参加させていただいています。秋の霊峰大山。よろしければお訪ねください。詳細は「イトナミ大山藝術祭」のInstagramアカウントでどうぞ。
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