フランス・パリの歌特集
10月11日土曜日、エフエム宝塚午後8時から、エフエム世田谷は午後7時からの
「貴志まさみの、バラのくちづけ」。
今回も、貴志まさみさんの歌をたっぷりとお届けします。
今回は、フランス・パリをテーマにした歌を集めてみました。
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♪①…パリはミュージシャン
……セジュル・ゲンスブールの歌で訳詞は矢田部道一さん。矢田部道一さんは明治大学の学生の頃、銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」で美輪明宏さんたちのシャンソンに出会います。以降オリジナルで作詞したり翻訳したりの活動が始まります。昭和48年新宿にシャンソニエ「シャンパーニュ」を開店。ムッシュ矢田部の名で歌手としても活躍されます。金子由香利さんの歌「再会」も矢田部さんの作品です。貴志まさみさんは矢田部道一さんのお店、新宿の「シャンパーニュ」で2か月に一度ソロライブを開かせていただいているんです。52年の歴史あるシャンソンの老舗です。矢田部道一さんは2008年に70歳で亡くなられるんですが、今は矢田部道一さんの息子さんの国道さんがオーナーです。
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♪②…午前5時、パリは目覚める
……この歌は、1968年のパリ五月革命の時代に、ジャック・デュトロンが発表した歌で大ヒットしました。当時の緊張感の溢れる街・パリの雰囲気が歌われています。訳詞は貴志さんの音楽パートナーであるアルベルト田中さんです。
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♪③…パリは霧にぬれて
……フェイ・ダナウェイ主演、ルネ・クレマン監督のサスペンス映画、その音楽をジルベール・ベコーが担当しました。
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♪④…想い出のマリッツア
……1944年生まれ、今年81歳になった歌手シルヴィ・ヴァルタンが、祖国であるブルガリアの川の情景を思い浮かべて歌ったうた「想い出のマリッツア」をお届けします。「私自身もこの歌をうたっていると、自分が生まれ育った田舎の風景をありありと思い出します。幼い日の自分に戻れるような気持ちになれるんです。故郷というのはいつも優しい風景としてよみがえってきますね」と貴志まさみさんは言います。
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♪⑤…お花だったら~笑い~お魚~大漁
……貴志まさみさんはやなせたかしさんの詩と同じくらい好きな詩人がいて、その人は金子みすゞさん。大正時代の末期から昭和初期にかけて活躍した童謡詩人で、およそ500編もの美しい詩を遺しました。長い間、彼女の詩は忘れ去られていたのですが、1980年代になって光が当てられるようになったんです。そんな金子みすゞさんの詩を歌にしたのがこの歌「お花だったら~笑い~お魚~大漁」の組曲です。
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貴志まさみさんの歌で綴る夜のひととき、どうぞお楽しみください。