暑い夏を思い出しながら……

10月25日(土曜日)の「貴志まさみの、バラのくちづけ」
エフエム世田谷が午後7時から、エフエム宝塚は午後8時からの放送です。

もう、すっかり秋。暑かった今年の夏の記憶も遠ざかってしまいましたね。今年の夏、いろいろな想い出があると思います。
大阪では、万国博覧会が開催されていて、炎天下、パビリオンに入るために長い列に並んだ人も多かったでしょう。
海水浴や、登山に出掛けた方、海外旅行を楽しんだ方、いろいろいらっしゃったと思います。
そして、この夏、出会いと別れを体験した人もいたかもしれません。そんなあなたにこの歌をお届けしましょう。

🎹

♪~「Mr.サマータイム」

🎹

この歌は、コーラスグループのサーカスが歌って1978年に大ヒットした歌なんですけど、
元うたは1972年にフランスで作られたフレンチ・ポップス。
おしゃれで、ちょっとメロウな雰囲気ですよね。
歌のアレンジは、私の音楽のパートナー、アルベルト田中さんなんですが、
イントロの部分は別の曲、そう、「想い出の夏」の旋律が使われています。

🎹

さて、私は、やなせたかしさんの詩の世界が好きなんですが、もう一人、大好きな詩人がいます。
金子みすゞさん。
ご存知の方も多いかと思いますが、大正時代から昭和初期にかけて多くの詩を書いた女性。
その深くて、優しく、慈しみにあふれた世界は、
多くの人たちに感銘を与えています。
金子みすゞさんの詩を歌の乗せた、貴志まさみの「つゆ~日の光」お聴きください。

🎹

♪~つゆ~日の光

  

🎹

金子みすゞさんの詩の世界は、花やお魚やミツバチといった、私たちの身近にある生きものが描かれていて、
それを見る彼女の目のやさしさに驚きます。
こんなふうに、まわりのものを見ているのか…と最初に詩を読んだときはびっくりしたのですが、
だんだんと金子ワールドが心地よく、愛すべき世界であることに気づいていくのです。

🎷

さて、次の歌は、とても有名な歌。「こだまでしょうか」。お聴きください。

🎷

♪~こだまでしょうか  

🎻

私、貴志まさみはやなせたかしさんや、金子みすゞさんの世界も大好きなんですが、
世界には魅了されるたくさんの歌があって、そのなかから今夜はこの歌を選びました。
「リベルタンゴ」、お聴きください。

🎻

♪~リベルタンゴ  

🎻

アストロ・ピアソラ作曲、アップテンポの力強い楽曲。
アルゼンチンの政治に失望して、自由を求めてイタリアへ移動したときの思いを込めています。
リベル=自由のタンゴというタイトルに込められた思いは、とても強いんですね。
さて、次の歌もアップテンポの歌です。サルヴァトール・アダモが1967年にリリースし、大ヒットした歌、
「ル・ネオン」貴志まさみでお聴きください。

🎶

♪~ル・ネオン  

🎶

次もアダモさんの歌、「ル・ネオン」の翌年に発表した歌で、
アメリカのニューヨークに出かけたアダモさんが感じたこと、
彼らしく、ちょっと辛口な歌詞になっています。貴志まさみで「摩天楼」お聴きください。

🎵

♪~摩天楼  

🎵

さて、私は新宿にあるシャンソニエ「シャンパーニュ」で、
2か月に一度、ソロライブを開催しています。
ピアノは、アルベルト田中さん。
9月21日の日曜日のLIVEでは多くのお客様にお越しいただき、
エフエム世田谷で番組がスタートしましたとお伝えしたら、
とても喜んでくださいました。
次のLIVEは11月16日の日曜日です。
「新宿シャンパーニュ」で検索してみてください。

では、また来週も「バラのくちづけ」お楽しみしてください。