読書の秋、到来です!
お盆明けから少し時間があったので、
読書をしようと、何冊かの本を買い求めたんですね。
そのなかに、佐野芳彦さんという、
作曲家で大学の先生でもある人が書かれた、
『ヒトと音楽の進化論』という新潮新書があって、
まだ読み始めたばかりなんですけど、すごく面白いんです。
今夜はこの佐野芳彦さんの本から、
私が面白いと思った点を、
いくつか取り上げてお話ししてみたいと思います。
♪~アンコール
♪~幽 霊
さて、佐野芳彦さんの本『ヒトと音楽の進化論』
とても難しい内容なんですけど、
読み進めていると、なぜか楽しい気持ちになってきます。
書かれていることを理解できているかといえば、
おそらく1/10も理解できていないと思うんですけどね。
たとえば、目次を紹介しましょうか。
①直立二足歩行と音楽の起源
②音律と音階
③ハーモニー
④バッハと楽譜とハープシコード
⑤ベートーヴェンと啓蒙の時代
⑥音楽とモダニズム
⑦テクノロジーとポピュラー音楽
⑧音楽の自動生成
という、全部で8章に分かれて書かれているんですが、
私はまだ最初のところを読んだだけなんです。
それでも面白い発見がありました。
📚
①の「直立二足歩行と音楽の起源」というところで、
ヒトと同じくらい音声を使う動物は何かというと、
佐野先生は「それは鳥=バード」だというんですね。
人間も鳥も「二足歩行」ですよね。
二足歩行をすると、口と肺が上下の位置関係になり、
口の奥で気道が曲がっているという共通点があります。
口と気道が曲がると、
肺から出てくる空気を遮断したり開放したりすることができ、
それでいろいろな音声、
ドレミファソラシドと使い分けることができるようになる。
他の動物、二足歩行ではない動物は、
口と肺が平行だし、気道も曲がっていないから、
いろいろな音を出すことができないのではないか?
というのが佐野先生の本に書かれている。
びっくりしました!
そうか、鳥の歌声がきれいだと感じるのは、
音階を分けていろいろな音を出すことができるからなんですね。
そして人間も、口と肺が上と下の関係だから、
鳥と同じように、音階を分けて音を出すことができる。
読んでいて「へえ!」「へえ!」の連続でした。
♪~ル・ネオン
♪~リベルタンゴ
📘
ピタゴラスの話も面白くて、
ピタゴラスといえば直角三角形の定理で有名なんですが、
音楽の研究もいろいろとされていた人物で、
あるときピタゴラスが街を歩いていて、
鍛冶屋の前を通りかかったんですね。
あの、「村の鍛冶屋」で有名な鍛冶屋さんのことです。
♪~しばしも休まず 槌打つ響き
飛び散る火花よ 走る湯玉
ふいごの風さえ 息をもつがず
仕事に精出す 村の鍛冶屋~♪
この鍛冶屋の前を通りかかったピタゴラスさん。
打ち付けている4本のハンマーの音がとても美しくて、
なぜそんなに美しい音色が出るのかを調べたそうなんです。
すると、ハンマーの重さがどうやら関係している。
いやいや、打たれている金属の長さの問題かもしれない…
いろいろと考えるんですね。
ところでこのピタゴラスさん、
いつの時代の人かご存知ですよね?
紀元前572年頃から紀元前494年頃の人で、
今からおよそ2600年も前の人、古代ギリシャ人なんです。
そんな時代から、人は音の美しさに魅せられていたんですね。
というような内容がこの『ヒトと音楽の進化論』に書かれていて、
まだこれからも読み進めたいと思っています。
さて、今夜最後の歌は「見果てぬ夢」お聴きください。
♪~見果てぬ夢
8月29日の土曜日、
エフエム世田谷は午後7時から、
エフエム宝塚は午後8時から、
「貴志まさみの、バラのくちづけ」を聴いてください。







