ガーデニング相談室 ~1月26日
ガーデニング相談室松村佳代です。
アドバイザーは斎藤茜さんです。
今日の質問
「冬に樹木に肥料をあげると聞いたのですが。どのようなものをあげるといいのでしょうか」
冬の時期に肥料をあげるのは、昔からの「冬の園芸作業」です。
ご自宅に1本でも木がある場合は肥料を施してあげてください。
油粕、牛糞などの有機肥料や白い粒の化成肥料が混ざった配合肥料というのがあります。
このように寒い時期にまく肥料、ということで寒肥といいます。
パッケージにも「寒肥」と書いているので、目につくかと思います。
この肥料の特徴はゆっくり効くこと。冬は休眠中だったり、成長がゆっくりになってます。
寒肥をあげることで、春に花を咲かせ、実をたくさんつけてくれます。
肥料のあげ方のポイント
大きな木の場合。枝が伸びた先の足元の地面を少し掘り上げて寒肥と混ぜてください。そして腐葉土や堆肥などで土をやわらかくして肥料を吸いやすい土にしてあげましょう。
土を掘り上げると「根を傷つけるのでは、、、」と不安に思う方もいますが、今の時期、細い根は少し傷ついても大丈夫です。
鉢植えの場合も寒肥をあげてもらいたいです。
土を掘り返すのは難しいですが、少量の肥料を土の上に置くといいですね。水やりのときに染み出して効いていきます。
春先の芽吹きのときでも構いません。肥料はあげてください。
季節の植物や花のおはなし
じゃがいも
園芸店では年明け頃から「種イモ」が販売されています。
植え付けは2月~3月頃。5月~6月頃に収穫できます。
スーパーに売っているジャガイモと種イモの違いは?
「種イモ」は虫や病気にかかりにくいように薬をかけて、植物防免疫検査に合格したもので栽培用のジャガイモです。
スーパーで売られているジャガイモでも栽培はできないことはないですが、虫や病気に弱いかもしれません。
種イモが大きい場合は半分ほどにきってください。重さが30~50グラムが目安です。
切り口が乾いてから、切り口を下に向けて植え付けてください。
ジャガイモの凹んだところから芽がでてきます。
春に芽が伸びたら、伸びっぱなしにせず芽かきをして、根に栄養がいくようにしましょう。
もちろん肥料も忘れずに。
茎や葉が茶色くなってきたらおイモができた証拠です。
ご家族みなさんで掘り上げて収穫を楽しんでください
ベランダでも栽培できますが、たっぷりの土が必要です。
10号サイズの鉢、または底に穴をあけた米袋や大きなビニール袋など、深さも30センチ以上は必要です。
鉢植えの場合は、表面が乾いたらたっぷり水をあげてください。
地植えの場合はほぼ放置でも大丈夫ですが、あまりにも乾燥するときは水をあげくださいね。