ガーデニング相談室 ~4月20日
ガーデニング相談室 松村佳代です。
アドバイザーは 石阪かおりさんです。
今日の質問
3年前に植えたイチゴの実つきが悪くなりました。
改善方法はありますか?
野菜の仲間は一年草のものが多いなか、イチゴの苗は多年草として育てられます。
株がどんどん大きくなって、毎年収穫できます。
実つきが悪くなった原因として考えられること。
①受粉がうまくいかなかった
イチゴは蜂や蝶を媒介にして受粉する「虫媒花」
たとえば、マンションの高層階のベランダなど虫があまりこない場所で育てていると受粉できていないことが考えられます。
開花時期に綿棒などでやわらかいものでおしべとめしべを人工受粉してあげましょう。
②肥料成分を確認しましょう
葉っぱばかりしげってお花が咲かなくなっている場合。
チッソ成分の高い肥料をつかっているのでは?
花を咲かせるにはリン酸成分の高い肥料が必要です。
とはいえ、あげすぎにも注意です。適量を適した時期に施してあげましょう。
今たくさんイチゴの苗の入荷していますが、秋にもイチゴの苗が入荷します。
秋に定植させて春にいっぱいお花を咲かせるのが失敗がすくなくておすすめです。
今から植える場合は、ランナー(茎)をあまり伸ばさずに、
株を充実させると、養分も蓄えて実つきもよくなります。
季節の植物や花のおはなし
種から植物を育てる
種から育てるのって難しそう~ですが、メリットがいろいろ!
まず苗よりお得!
何回かにわけて種を撒くこともできます。
4月半ばころに種を撒くと、5日から10日ほどで芽がでてくるそうです。
苗では手に入りにくい珍しい野菜など、ぜひ種からチャレンジしてみてくださいね。