ガーデニング相談室 ~8月31日
ガーデニング相談室 松村佳代です。
アドバイザーは山尾周平さんです。
今日の質問
鉢植えの植物が傷んでしまいました。原因は何でしょうか?
夏場は植物が傷みやすい時期です。
原因は一つではなくいろいろあります。
置いている場所や水やりのタイミング。
葉っぱの上から水をやってしまって、中が蒸れてしまって傷むことも。
夏場の鉢植えは、深いタイプではなく浅鉢の方が育てやすいです。
なぜ?
水をたっぷりあげないと!とあげすぎて失敗することがよくありますが、
浅鉢なら乾きやすく、鉢や土の中をカラッとした状態を保てます。
植える時期にも気を配って、暑い時期までにしっかり根を張ることもポイントです。
気温の高い7月8月に苗を買って植えても、暑すぎて根が育ちません。
ポットで買ったときのままの根の状態で鉢に植わっていることになります。
6月頃から植えていると、ある程度鉢の中に根を張って、均等に水分を吸い上げることができます。
季節の植物や花のおはなし
ペチュニア
ペチュニアは11月くらいまで次々と花を咲かせてくれます。
秋まで楽しむためのポイントをお聞きしました。
どんどん伸びていくのをそのままにしていくと、外側だけ育って、中心部がスカスカになってしまいます。
養分が先端に集まるので、内側の葉っぱが育たなくなります。
そんなときは、鉢のラインでバサバサっとカットしてください。
ペチュニアは切って新しい枝を伸ばす方がいい状態を楽しめます。
ここでやりがちな失敗。
「今日は剪定をしよう」とカットして、真ん中の枯れている葉っぱを整理して、液体肥料、虫よけの薬を撒くなど、いろんなお世話を一緒にしてしまう。
植物が肥料や薬を吸収するには葉っぱが必要です。お水と一緒に吸い上げていきます。剪定したあとで肥料をあげても、効果は下がってしまします。
2~3日前に肥料や薬を施して、まずは株に養分を吸い上げさせます。
その後、剪定をすると、株に貯めた力でぐーんと育ってくれます。
ガーデニングも計画が大事なのですね。