ガーデニング相談室 ~1月25日
ガーデニング相談室松村佳代です。
アドバイザーは山尾周平さんです。
今日の質問
バラの花が年々小さくなり、あまり咲かなくなりました。
どうしたらたくさん花を咲かせることができるでしょうか?
寒いこの時期は、春の園芸のために土づくりや天地返し、中耕など、下準備をする時期にあたります。
バラは、剪定、植え替え、肥料など。
バラ生産者は今の時期は接ぎ木の作業に追われています。
花が小さくなってきているというお悩み。
剪定の方法に問題があります。
「そんなに切るのですか?」とビックリされるくらい短く剪定をするのがいいのです。
枝の先端に行けば行くほど花が小さくなってしまいます。
太さが鉛筆くらいの太さがある枝には花がつきますが、それよりも細い枝には花はつかないこともあります。
剪定をするまえに、樹形がよくわかるように葉は落としておきましょう。
枯れている枝、か細い枝など不要な枝をまず切り落とします。
今の樹高の半分くらいまで剪定していきます。
枝の下のほうについている芽をよく見て、外側についている芽の2~3センチ上で切ります。
内側についている芽を残すと、枝が内側に伸びて混雑して、風通しも日当たりも悪くなってしまうので注意です。
枝の高さはそろえるように切ります。
関西では2月10日前後が剪定の適期です。
植え替えと肥料も必ずしておきましょう。
季節の植物や花のおはなし
ツバキ
昔から人気の花、ツバキ。
品種も様々、茶花やお庭で楽しむこともできます。
挿し木苗と接ぎ木苗で購入後の管理がちがいます。
接ぎ木苗の場合、春を過ぎてすぐに庭植えにしても大丈夫。
ですが、新苗といわれる挿し木苗の場合は1年くらいは鉢植えで育ててあげましょう。4月の中旬以降、水はけのいい土で1~2まわり大きい鉢に植え替えてください。
若い木のうちは剪定の必要はありません。
6月中~下旬には次の花芽がつき始めるので、あまり遅い時期に剪定するのは控えましょう。
花をたくさんつけるためには、夏から秋にかけて水や肥料を控えめにすることがポイントです。