ガーデニング相談室 ~1月25日

ガーデニング相談室松村佳代です。

アドバイザーは山尾周平さんです。

IMG_1373

今日の質問

バラの花が年々小さくなり、あまり咲かなくなりました。

どうしたらたくさん花を咲かせることができるでしょうか?

IMG_1372

寒いこの時期は、春の園芸のために土づくりや天地返し、中耕など、下準備をする時期にあたります。

バラは、剪定、植え替え、肥料など。

バラ生産者は今の時期は接ぎ木の作業に追われています。

 

花が小さくなってきているというお悩み。

剪定の方法に問題があります。

「そんなに切るのですか?」とビックリされるくらい短く剪定をするのがいいのです。

枝の先端に行けば行くほど花が小さくなってしまいます。

太さが鉛筆くらいの太さがある枝には花がつきますが、それよりも細い枝には花はつかないこともあります。

IMG_1377

剪定をするまえに、樹形がよくわかるように葉は落としておきましょう。

枯れている枝、か細い枝など不要な枝をまず切り落とします。

今の樹高の半分くらいまで剪定していきます。

枝の下のほうについている芽をよく見て、外側についている芽の2~3センチ上で切ります。

内側についている芽を残すと、枝が内側に伸びて混雑して、風通しも日当たりも悪くなってしまうので注意です。

枝の高さはそろえるように切ります。

関西では2月10日前後が剪定の適期です。

植え替えと肥料も必ずしておきましょう。

 

季節の植物や花のおはなし

ツバキ

IMG_5948

昔から人気の花、ツバキ。

品種も様々、茶花やお庭で楽しむこともできます。

挿し木苗と接ぎ木苗で購入後の管理がちがいます。

接ぎ木苗の場合、春を過ぎてすぐに庭植えにしても大丈夫。

ですが、新苗といわれる挿し木苗の場合は1年くらいは鉢植えで育ててあげましょう。4月の中旬以降、水はけのいい土で1~2まわり大きい鉢に植え替えてください。

若い木のうちは剪定の必要はありません。

6月中~下旬には次の花芽がつき始めるので、あまり遅い時期に剪定するのは控えましょう。

花をたくさんつけるためには、夏から秋にかけて水や肥料を控えめにすることがポイントです。

IMG_5953