ガーデニング相談室 ~9月9日
ガーデニング相談室松村佳代です。
アドバイザーは山尾周平さんです。
今日の質問
「先日園芸店でチューリップの球根を購入しました。今の時期に植えても大丈夫ですか?」
早ければ8月下旬ごろから、園芸店やホームセンターには秋に植える球根がならびはじめます。
球根はその年に出荷される数が決まっています。
草花のように次々と出荷されるものではないので、
売り切れてしまったら終わりになります。
好みの花色や品種は早めに購入しておくことをおすすめします
購入した球根をすぐに植えていいの
大事なのは気温です。
球根には植え時があります。
暑い時期に植えてしまうと、球根の中が腐ってしまいます。
袋に入っている球根を購入すると、必ずパックの裏に「植え付け方法」「植え付け時期」が書いてあります。
まずはよく読んでくださいね
最低気温が20度以下になるころ、10月に入ってからが植え時です。
球根の上下もよく見て植えてくださいね。
季節の植物や花のおはなし
四季咲きのバラの剪定
無事に夏越しして葉っぱもちゃんと残ったバラの場合。
樹高の3分の1~半分くらいを目安に剪定します。
5枚葉を見ながら、2~3センチ上をカットしてください。
11月頃にはきれいな花を咲かせてくれます。
一方、残念ながら葉が少なくなってしまったバラの場合。
何もしなければ弱ってしまいます。
かといって、そのまま剪定してしまうと残っていた葉っぱもなくなります。
植物にとって『葉』は光合成をして養分を蓄えて水を吸い上げるために必要です。
そこで「ペンチ」を使います。
葉を生かしつつ樹高を下げる裏技
まず枝をよく見て『芽』になる部分の上をペンチで挟んで潰し、ぐっと曲げます。
そうすると、バラは潰した部分から上は「折れてしまった」と思い、新しい芽を動かし始めます。
それと同時に潰した枝に残した葉っぱも形成層も生きていて、養分の水分も吸い上げることができるんです。
潰して曲げたままにしておくと、どうしても何かの拍子に折れてしまうことも。
つぶした部分をセロハンテープなどで巻いて補強してあげるといいですね。
芽が動いて新しい枝を伸ばしたら、残していた葉のついた枝は切り取りましょう。
うまくいけば11月中旬ころには花が咲くでしょう
9月の寄せ植え講座~一般コース『秋のコケ玉』
それでは、また来週~