ガーデニング相談室 ~1月27日
ガーデニング相談室松村佳代です。
アドバイザーは山尾周平さんです。
今日の質問
「カランコエの花が咲かなくなりました。どうしてでしょうか?」
カランコエはお店には通年出回る植物です。
生産者は開花を調整して出荷するのでいつもきれいな花をつけています。
ひと房にたくさん花がついて、とても華やかな植物ですよね。
買った年はたくさん咲いていたのに、
翌年、翌々年とどんどん咲かなくなってきたという相談がよくあります。
その原因は 日照時間なんです。
カランコエは短日植物。
日照時間が短くなると開花する短日植物。
原産地の南半球では、日照時間が短くなるころも暖かい気候のままなので、屋外でも咲きます。
日本では日が短くなる時期には、温度が下がるのでカランコエの成長がゆっくりになっていきます。
また、冬は室内で育てるのですが、
夜間の照明をつけている時間が長く花芽が育たなくなります。
そこで、短日処理
8月の終わりころから段ボールをかぶせたり、押し入れに入れたりして明かりを遮りましょう。
夕方5時ごろから翌朝7時ころまで暗い場所に移すことを連続40日間続けます。
カランコエは年中花をつけてくれます。
今から短日処理をしてみてください。
また、4月頃暖かくなってから剪定すると、そこから花芽を伸ばしてくれます。
季節の植物や花のおはなし
木立バラの剪定
ツルバラは12月中下旬に剪定して誘引をすませますが、
木立のバラは今の時期が剪定の適期です。
どう剪定する?どのくらいの長さまで切るの?
山尾さんが実演してくれました
バラは日当たりが好きな植物です。
育った時にまんべんなく日が当たるように枝を整理します。
落葉しているのでまず枝をよく見ましょう。
赤くプチッと丸いおできのような花芽や葉芽がついているはず。
芽がついている場所の1~2センチ上を切ります。
元の長さの3分の1くらいの長さまでバチッと切り込んでしまって大丈夫
春には枝を伸ばしてきれいな花を咲かせてくれますよ