12月30日 星屑トレジャー@しぶんぎ座流星群について

新年ひとつ目の天体ショー、それがしぶんぎ座流星群です。三大流星群のうちの一つとしても有名です。
ただ流星の出現数は年によってかなりムラがあるので、どのくらい流れるのか毎年予測しにくい流星群でもあります。
過去には平均で1時間当たり100個見えたこともあったみたいですが、私は残念ながらそのような規模で見たことはまだないですね。今後巡り合えることを願います。

流星群の名前は基本的に流星群の放射点の位置がどの星座の範囲にあるかで決まります。じゃあしぶんぎ座ってどこにあるの?星座早見の中にどこにも載ってない……と思った方、素晴らしい!
現在星座は88星座と決められていますが、残念ながらしぶんぎ座は88星座に決まった時にその中に入らなかった星座なんですね。

 

1230しぶんぎ座

 

しぶんぎ座は1795年にフランスの天文学者が設定した星座なのですが、現在でいうりゅう座やヘルクレス座、うしかい座の近くにありました。つまり、流星群の放射点はそのあたりにあるということです。
しぶんぎ座は正式名称を壁面四分儀座といいます。天体の高度を調べるために使用された天文観測機器のことです。映画天地明察で登場していたとのことなので、私も今度見てみようと思います。原作小説は読んだことがあるので楽しみです。

来週1月7日はプレアデス星団(すばる)についてお話しする予定です。
次回もお楽しみに〜💫