2月17日 星屑トレジャー@おおいぬ座 こいぬ座について
冬の星座の中でもとても有名なおおいぬ座とこいぬ座。
それぞれ学名はCanis MajorとCanis Minor。
単語を知らなくても、なんとなくおおきな犬とちいさな犬という意味だとわかりますね。
おおいぬ座の一等星であるシリウスは、全天で最も明るい恒星として有名で、その白く強い輝きは昔から多くの人を魅了してきました。
私ももちろんそのうちの一人です。
シリウスという言葉はギリシャ語で「焼き焦がすもの」という意味で、昔から変わらない輝きだったことが窺えます。
星座全体としてもちゃんと犬っぽく見える形をしていて、シリウスは犬の鼻の位置にあります。
シリウスだけでもわかりやすいですが、もしそのほかの暗い星々も線で繋げられそうだったら、夜空に輝く大きな犬を探してみてくださいね。
そしてこいぬ座にも一等星があります。
名前はプロキオンといい、ギリシャ語で「先を行くもの」という意味の言葉です。
冬の初めに、先にプロキオンが夜空に昇ってきて、その次に強い輝きのシリウスが昇ってくるところから名付けらました。
ちなみに、おおいぬ座に対してこいぬ座はなんと星座線は1本で表されます。
もうちょっとどうにかなったんじゃあ……?と思わなくもないですが、これはこれで簡単でいいですね。
星を二つ見つけることができれば、こいぬ座はオールコンプリートです。胸を張って星空博士だと言いましょう。
シリウスとプロキオンは冬の大三角、冬のダイヤモンドの一角を担う星としても注目されます。
冬の夜空の中でもほかの星座を探すガイドにもってこいの星座たちなので、ぜひ見つけてみてくださいね。
来週はエリダヌス座についてお話しする予定です。
次回もお楽しみに~🌠