騙されるほど巧妙な詐欺広告は誰を被害者にする? 4/26木野先生
宝塚くらしの法律相談所
2024年4月26日 今日は宝塚花のみち法律事務所の木野達夫先生です
4月も終わりに近づいて、転職、辞職する人が増えているようです。
中には4月に入社したばかりの人も…
そう、5月病という事が聞かれ始めるのもこのころですね。
4月26日
よい ふろの日
ゆっくり湯船につかる。自分の時間をつくる。
お風呂に入ることで、1日をリセットする。
なにか1つ、今日の疲れをすこしでも和らげる方法を持っていると強いと思います。
さて
今日のテーマは、今大きな問題となっている「なりすまし詐欺広告」です。
SNSで著名人になりすまして本人の写真や動画を流す詐欺広告。
よくある手口としては、「投資について勉強しましょう」などと著名人になりすました何者かがSNS上で呼びかけて、
LINEのグループに誘導し、あたかも投資をしているかのように進んでいきます。
投資した金銭はアプリ上では増えていっているように見えるのですが
実は投資自体されていないのです。
このようなSNSでの詐欺広告を出発点とする詐欺が横行していることについて、
名前を利用されている著名人が憤りの声を上げました。
前澤友作氏は、アメリカのメタ社に対して提訴する意向を明らかにしました。
また一般の被害者も声を上げています。
法律上どのような罪に??
このような被害が生じることを予見できたにもかかわらず防止する義務を怠ったとして、
不法行為責任を追及するものと思います。
ただ、たいへん難しい裁判になるでしょう。と木野先生。
感情論的には、おそらく、多くの人々はメタ社の対応はひどいと感じていて、
裁判所はメタ社の責任を認めてほしいと思っているのではないでしょうか。
しかしながら、詐欺広告の手口が巧妙化していますから、「詐欺広告だと見抜くのは困難だ」という
メタ社の言い分が通る可能性も十分にあり得ます。
ある意味メタ社も被害者かもしれませんね。
罪のない被害者のみなさまが少しでも救われるような結果になってほしいなぁと思います。
ユーモラスな
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この放送の再放送は4月28日(日) 夕方4:45~
ぜひ聞いてくださいね。
坂本ゆうこでした