ドンファン事件無罪の理由。 1/10木野先生
宝塚くらしの法律相談所
2025年1月10日
今日は宝塚花のみち法律事務所の木野達夫先生でした。
今日は十日えびすの日。
宝塚でも、商売繫盛を願って御参りされた方がいらっしゃるのではないでしょうか?
弁護士さんはいつも、商売繫盛を願うか否か迷うとのこと。
確かに…。難しいところですね…
さて、テーマは「紀州のドンファン事件無罪判決について」でした。
前回に続きドン・ファン事件について取り上げていただきました。
今回はこの裁判で昨年の12月12日に和歌山地裁で無罪判決が出されたことを受けてのお話。
一番気になるのは…無罪判決となった理由
この裁判のポイントは?
①野崎さんが死亡したとされる時間帯に自宅にいたのは野崎さんとSさんだけであったこと
②Sさんが野崎さんを殺害したといえる直接の物的証拠がない
③殺害方法について検察官は殺害方法を特定しないまま起訴しているという点
。
和歌山地裁の裁判長は、「被告人が野崎さんと二人きりになる時間があったこと」を認めるも
裁判長は、「犯罪の証明がない」として無罪となった。
(「誰が犯人か」という話に行く前に「犯罪」かどうかも分からないという意味〉
証人尋問は28名という異例の人数。
それでも、決定的な証拠がないということですね。
さて、この放送は少し前の収録です。
この内容が放送される1月10日には控訴の有無は判明していすでしょうから
そこからの流れも気になるところです。
刑事裁判の鉄則は「疑わしきは罰せず」ですので、有罪の証明ができない場合は無罪です。
報道のイメージだけで判断しないようにしないといけませんね。
聞き逃した方は~~!!!
再放送は1月12日(日) 夕方4:45~です。
ぜひ聞いてくださいね。
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