白い巨塔・・・懐かしい
皆さん、お元気ですか?
朝は布団の心地よさからなかなか抜けられません・・・
宝塚くらしの法律相談所 高田裕美です。
今日は、笹川法律事務所 笹川宏先生から
「医療過誤」
についてお話し頂きました。
医療過誤・・・あまり聞きなれない言葉ですが、
一般的には簡単に医療ミスと呼ばれるようですね。
医療過誤、医療ミス・・・私にはドラマ『白い巨塔』が頭をよぎりますが、
今回はそこまでスケールの大きいものではなく・・・あくまで基本的な事を。
まとめとして、
・医療過誤で損害賠償を求めるにはいくつか要因がありますが、中でも、「過失」「因果関係」は重要。
・「過失」とは「注意義務違反」(基準になるのは診察当時の医療水準となる)のこと。
→ 医療水準に従って、注意義務を尽くして医療を行っていたか?
→ 立証責任は基本的に患者側にある。
・「因果関係」はその行為から通常生じる範囲の損害が賠償の対象となる。
→ その行為がなければその事実は生じなかった、というだけではダメ。
→ 予想外の経緯で損害が発生した場合は因果関係が認められないケースもある。
・・・と、被害者にとっては納得できない事も多々あるのですが・・・
加害者の立場もあり、例えば予測し得ない状況で損害が生じた場合、
それでも加害者が負担するべきか・・・難しい問題です。
最終的には誰がどれだけ負担するのか、公平か、という問題になるようです。
示談交渉等で解決できなければ、最終的には訴訟を提起して裁判官に判断してもらう事になります。
ただ、訴訟には高額の費用が掛かるため、提起する前に医療過誤が成立するかどうか調査を行います。
調査の為に、カルテ等の資料を入手したり、医療文献を調べたり、協力医の意見を聞いたり・・・
時間も労力も費用もなかなか大変との事。
とは言っても、分からない、難しいと解決を諦めるのも残念ですよね。
大変なことにならないためにも、
普段の診察時から、患者からも医者とのコミュニケーションを、
「どこが痛い」とか「ここがおかしい」とか、我慢しないで正直に伝える事も大切です。
笹川先生の次回のご出演は3月23日です。
笹川先生に何相談したいと思われた方は、まずは笹川法律事務所まで
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電話番号 0797-81-3491
受付時間 平日 午前9時30分~午後5時30分
また、番組ではお聴きの皆さんから身の回りで困っていることやトラブルなどのご相談を
お待ちしております!是非お寄せ下さい!
来週の「宝塚 くらしの法律事務所」は、
福間法律事務所から川合秋子先生をお迎えしてお送りする予定です。
来週もお楽しみに。
医療に関する法律相談・・・とのことで、
執刀医の二人(笑)
シリアスな表情の積りが何故か鹿賀丈史さんになってしまった私でした。
高田裕美