ネットの世界でも要注意！
少しずつ暖かくなってきましたね。
春を実感している今日のこの頃です。
宝塚くらしの法律相談所、高田裕美です。
今日は宝塚法律事務所の柴咲先生に、
『インターネットでの名誉棄損について』お話をお伺いしました！
先生は最近、知り合いの方から、
マッチングアプリで、知らないうちに自分のプロフィールを
勝手に登録されていて、どうすればいいのか？という相談を受けたそうです。
身近に起きがちなインターネットでのトラブル。
皆さんの周りにもありませんか？
まず、こういったトラブルには、
いわゆる『プロバイダ責任制限法』というものがあり、
プロバイダのような電気通信サービス提供者が、
そのサービスを利用して第三者が行った名誉棄損等の行為について、
損害賠償責任を制限すると共に、
一定の場合（権利を侵害されたことが明らかで、
発信者情報の開示が損害賠償請求に必要であったり開示を求める正当の理由がある場合）に
その第三者に関する情報を開示させる義務を負わせた法律です。
インターネットというのは匿名の世界なので、
誰が迷惑な行為をしたかというのを、特定するのは大変です。
でも、特定できるのであれば、通常の損害賠償請求と変わりません。
では、特定するためには、
まず発信者情報の開示請求を、ネット上のページの管理者、
多くは、ページが保存されているサーバー管理者に対し行います。
これには、ガイドラインというものがあり、
開示請求書の書式もあるそうなので使用するのもいいでしょう。
（開示請求の際に、拒否される際には、裁判によって裁判所から開示させることもあります）
そこから、発信者のIPアドレス（投稿したパソコンや携帯電話を特定するための符号）が分かり、
プロバイダを特定、更に情報を開示する・・・といった流れで発信者の情報が開示されます。
しかし、これが日本国内だけであれば良いのですが、
管理者が海外であると、法律が違ったり、手続きに言葉の壁があったりと・・・困難なようです。
なので、発信者を特定して損害賠償請求したい場合でも、
まずはその情報を削除させる方に力を入れた方がいいケースもあるみたいです。
とにかく！
IPアドレスやネット上の情報は長期間保存されない事も多いので、
被害が発覚した時点で素早く対応が必要です！！
ネット問題は早め早めの着手が肝心です！！
５月31日の予定です。
２つ目のビル「ロイヤルメゾン宝塚」の２階奥にあります。
受付時間 平日 午前９時～午後５時30分まで
身の回りで困っていることやトラブルなどのご相談をお待ちしております。
是非お寄せください！
E-mail ｆｍ＠835.ｊｐ
笹川法律事務所の笹川宏先生をお迎えしてお送りする予定です。
そして、
次回で私、高田裕美がこの番組のお相手させて頂くのが最終回となります。
５月からは、法律お馴染みのゆうこるんさんこと坂本ゆうこさんが戻ってこられま～す☆
３人のお子さんを育てるパワフルなゆうこるんさんが、更に番組を楽しくしてくれると思います！！
これからも引き続き宝塚くらしの法律相談所をよろしくお願いいたします。
前回の放送ではセブ島に行かれる直前だったので
今週はダイビングのお話など、お土産話を聞かせて頂きました～♡
いっぱいお魚さんと戯れた柴咲先生。
私もダイビング始めようかな～
ぶくぶくぶく・・・