「宝塚市の文化財展」~聖光文庫~
風はありますが、何となく春めいてきましたね!
皆さんお元気ですか? 玉井順子です!
さて今週のテーマは「オススメ!」ということで、宝塚の歴史を垣間見ることの出来る
こんな展示会をご紹介したいと思います。
「とれたて!街角リポート」今日は、阪急清荒神駅前の宝塚市中央図書館内
「聖光文庫」にお邪魔しました。
現在、聖光文庫で開催されているのは、「宝塚市の文化財展」。
さっそく宝塚市立中央図書館市史資料室 学芸員 北上真生(きたがみまさお)さんに
色々お話しを伺いました。
まず、この文化財展を開催したきっかけですが、
平成27年11月に宝塚市域の江戸時代の様子を知る上で
大変貴重な絵図20点が宝塚市有形文化財に指定されたこと、
また宝塚市には古代から文化遺産が数多く伝わっていることなどから貴重な指定文化財を中心に
展示することになったそうです。
展示されている文化財は約60点、内、現物を出展している指定文化財が10点です。
地史とも言うべき摂津名所絵図や清荒神清澄寺の旧寺地と言い伝えられている「旧清遺跡」から
出土した瓦や石硯。
さらには平安時代に編さんされた法令集延喜式、
そこには売布神社なども登場しているそうで、
徳川吉宗が寺社奉行の大岡越前守忠相に全国の延喜式内社の実態調査を命じており、
売布神社については儒学者並河誠所が調査し、正しい名称であると確認、
寄進された「社号標石」が拝殿前に建っています。
そしてその社号表石の顛末を記録した「売布社石碑之覚」
また小浜町絵図なども展示されていて、良く見ると今の地図と結構似ているんですよね~?
そして幕府からの法令が示された立て札「制札」は木製で三角の屋根付きで、
何だか時代劇を思い出しました。
他にも約3メートルもある絵図など興味深いものがいっぱい~!
文化財の横には解説もついていて、色々な揉め事があると絵図を作ったりするんだぁ~?
とか沢山の発見がありました。
身近な歴史は、見ていると段々気になってきます。
開催期間は3月21日(火)までです。
皆さん、是非この機会に、聖光文庫で昔の宝塚にタイムスリップしてみてください!
「宝塚市の文化財展」~指定文化財と中心に~
期間: 3月21日(火)まで
時間: 10:00~17:00
☎: 0797-85-0648