宝塚市総合防災訓練の模様をリポート
こんにちは☆
おーちゃんこと大西愛菜です☆
今日は1月17日。
1995年1月17日(火)5時46分52秒。阪神・淡路大震災が起こりました。
国内史上初の震度7。
穏やかな生活が一瞬にして奪われた恐ろしい地震でした。
今後また地震が起きないとも限りません。教訓を胸に、対策をし、準備をしましょう。
今日は、宝塚市総合防災訓練の模様を2回にわたってお伝えしました!
初めは、9時30分から末広体育館で総合防災訓練プログラムがスタートしました。
体育館の中が避難所です。
市民の皆さんが集まって、運営委員長を選びます。その他の人は、総務班・情報班・物資班・給水班など班ごとにわかれて、それぞれの役割を担っていきます。
入り口で訓練スケジュールと共に受け取った、活動班員のためのハンドブックにも、それぞれの班の業務について記載されていました。
一番驚いたのは、段ボールベッドです!
これも市民の皆さん自ら組み立てます。段ボールって、縦に並べると強度が増すんですね!その上にまた段ボールを敷布団のように敷くと・・・ベッドになります!全体重をのせて座ってみましたが、微動だにしない固さでした!
宝塚・防災リーダーの会のブースでは、家具の転倒防止グッズがたくさんありました!
家具と壁を固定するものや、観音開きの扉を固定するもの。これは、揺れて扉があいて物が落ちてくるのを防いでくれます。
棚のガラス部分に貼るシートがあって、これは、もしガラスが割れてしまっても飛び散らないようにしてくれます。
少しの工夫で被害を抑えることができます。
その他、非常食もありました。クッキータイプのものから、カレー味のおこげもありました!
さて、10時45分頃からは、末広中央公園で訓練が行われました。
こちらは、市民の方が参加というより、消防隊・自衛隊・水道局・電力会社・ガス会社・・・など、様々な機関のプロフェッショナルが、地震を想定した訓練をしておりました。
市民の方もたくさん見学されていました◎
それぞれの車両から大きなサイレンがなり、消防車・救急車・DMAT・・・現場に集合していきます。
消防の方たちによる救出救助訓練は、かけごえしながら行われていました。
チェーンソーで家の屋根を破り、中にいる人を救助し、担架で運んでいきます。
訓練とわかっていても、本当にそこに居合わせているようでした。
途中、小さなお子さん2人を連れた女性にお話を伺いました。
震災後に、広島から宝塚に引っ越してきて、周りの方の防災に対する意識が高いことに驚いたそうです。
今日の避難所訓練で、地震のときの避難のイメージが実感できたとのことでした。
そして、もしものとき、小さい子供たちを連れての避難を考えると・・・大変。今まで家で防災グッズなど置いていなかったそうで、この訓練を機会に、家族で話し合ったり、家でどう備えていくかを考えるきっかけになったとのことでした。
子供たちも一生懸命見ていました。
震災を経験した方も、経験していない方も、今日訓練に参加された方も、参加できなかった方も、改めて防災のことを考える機会になったと思います。
どんなときも、強く、やさしく、助け合って生きていこう。
平成29年度 宝塚市総合防災訓練
日時:平成30年1月17日(水)9:30~12:00
場所:末広中央公園及び末広体育館
主催:宝塚市
宝塚市 都市安全部 危機管理室 総合防災課
TEL:0797-77-2078