中山寺を設計されてる方です。
火曜日担当の松口直恵でーす。
今日はなんだか暖かいですねぇ。
変な気候で体調崩しやすいので、みなさまご注意ください。
されさて、今週のテーマは“和”です。
“和”と一口に言ってもいろいろなので、それぞれのリポーターの個性が出まねぇ。
私は、先週の時田馬具の時田さんにご紹介いただきまして、
中山寺の設計を担当されてます、建築家の井関幹雄(いせきみきお)さん宅へお邪魔しました。
2週連続、プロフェッショナルに出演されていてもおかしくない方をたずねられて光栄です。
井関さんのお宅は、宝塚南口から徒歩数分のところにあるのですが、
玄関です。
素敵な木造建築です。
もちろん、井関さんの設計です!
ポイントは、出来るだけ低く作るところ。
昭和初期に作られたのですが、阪神大震災にも耐えたしっかりしたつくり。
でも中に入ると、あまりそんなことをカンジさせないんですよ!
なぜなら、窓の面積が広いから!
こんなに窓が大きいと、太陽もいっぱい入ってくるし、
部屋が広々としますよね?
それから…↓
ドアが大きい。
窓もそうですが、高さ2メートル10センチ。
天井ギリギリまで扉です。
私みたいなチビッ子では感じないかもしれませんが、
身長の大きな人だと、普通のお宅の扉などなど、
おそらく身体を低くするのが習慣だと思うので、それがない!
となると、スグ気づけるかもしれません。
お話は、リビングでしてくださいました。
井関さんは、中山寺の設計を担当されています。
故今井円明僧正と同級生で、住宅を設計したことがご縁だったそうです。
これまでの出来など詳しくはホームページを見ていただければわかるのですが、
今は、五重塔に着手していらっしゃいます。
中山寺へ行くと『MIKI建築設計事務所』と大きくありますよね?
五重塔は、現在の管長の希望で、京都府木津川市にある、海住山寺の五重塔をモデルに作られているそうです。
もちろん、ほかの建物とのバランスや、敷地の広さなど考慮して、だいたい1.5倍くらいの大きさで作られています。
井関さんは、事細かにお話してくださったので、
ちょっと放送時間をこぼしてしまいました。
聴いていたみなさん、ゴメンナサイ。
私はとても楽しかったです♪
実は、最近世間で話題になった、マンションのことについても聞いてみたのですが、
要因が沢山あるので、説明するのが難しいのですが、
ざっくり言うと、設計士、施工主、販売等々、いろいろな立場の人の問題と、予算や、工期の関係で、どこかで手抜きがあったのか、
手抜きをせざるを得なかったのか、はたまた、地盤の問題なのか…等々あるそうです。
大きなマンションとなると、たくさんの人が関わるので、誰が、どこの部署が悪いのか?法律なのか?日本の住宅販売のありかたなのか?等、一概に悪い人などを決められないそうです。
簡単に質問してしまいましたが、とても根深い問題でした↓↓
↑
リビングから見えるお庭です。
なにわともあれ、中山寺の設計は、井関さんがされています。
中山寺については、心を込めて、しっかりした設計を行っていますので、ぜひ、中山寺へお越しの際は、
井関さんのことを頭の隅に置いておいてください。
『MIKI建築設計事務所』
http://www.miki-a-e.co.jp/