合縁奇縁、この出会いは永遠

今日は何と私まっつんこと松坂史上初!宝塚市を飛び出して、川西市まで行って来ました。

満願寺は阪急宝塚本線雲雀丘花屋敷駅から車で約7分の所にあります。(バスも出ています。)

 

満願寺は宝塚市に囲まれてはいますが、地図上では川西市に分類され、川西市のいわゆる飛び地となります。新西国三十三ヶ所 第十三霊場としてお参りにもたくさんの人がいらっしゃいます。

個人的には「宝塚学」(コロナのせいで終わっちゃったけど)のコーナーで「美丈丸伝説」を取り上げたこともあり、勝手に親近感を持っていたお寺です。

 

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阿吽の金剛力士像に凄まれ、足がガクブルになりながらも門を潜り抜け、まっすぐ進んで行き左手を見ると…

 

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現れたのは『喫茶坊 縁』さん。なんとも雅な様相。

s-IMG_0364看板からもう味が出まくりでございます。

 

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以前満願寺で個展を行ったキングコング西野さんの絵本『チックタック~約束の時計台~』も発売中。

 

 

内装も木製で雰囲気があり、非常にほっこりと落ち着く空間が出来上がっています。

 

 

 

元々お茶は中国の禅僧が持ち帰ったもので寺院とは縁の深い飲み物です。

住職の若田さんの提案で「喫茶をやろう」となった時、若田さんはとあるコンセプトを掲げたそうです。

 

「さりげなく なにげなく これ見よがしのところがない それでいて 人を惹きつける魅力がある」。

 

このテーマを責任者である中尾さんに告げ、後の内装や外観、メニューの設定から実務的な作業は全て中尾さんが行う流れとなりました。

そして一昨年の9月に『喫茶坊 縁』がスタート。

実際に縁さんは決して気取ることなく素朴で親しみやすいお店になっていて若田住職も大満足の様子。

たまに店の方針に関して中尾さんに提案すると「ダメ!」と突っぱねられることもあるんだとか。

 

二人の掛け合いは本当に信頼し合っているのが伝わってきて、微笑ましかったです。

 

 

 

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イチオシの逸品「お寺ごはん」。

だいたい一週間くらいのペースでメニューが入れ代わる定食です。

 

今日のメニューは

・くるまふの角煮風

・菜の花のからし和え

・ふろふき大根

・けんちん汁

・十六穀米

・わらび餅

の6品。地域の野菜をたっぷり使い、お肉の入っていないヘルシーな定食です。

ヘルシーといっても食べごたえは十分。体の内から力がみなぎるのを感じます。

 

というかくるまふの角煮風が普通に豚の角煮にしか見えなくて、こっそりお肉を出してくれたのかと少し中尾さんを疑いましたが無実でした。

 

けんちん汁で温まり、最後はわらび餅で幸福感満点。

野菜たちに感謝感謝の逸品でした。体が優しくされて喜び、口角が自動的に上がります。

「お寺ごはん」は一日5食限定!お早めにどうぞ!

 

 

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春は桜、夏は氷、秋は紅葉、冬はぜんざいと四季折々の彩りを味わえるのも縁の魅力。

まだ開花は先かもしれませんが、徐々に桜の蕾が膨らんできているのが分かります。

満開の桜の下一服するもよきものなり。

 

 

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今日お話を伺った満願寺住職の若田さん(写真中央)、喫茶坊 縁 責任者の中尾さん(写真右)。

ちなみに若田住職のキャッチコピーは信仰・観光・健康だそうです。

ライムが硬くて熱いバイブスを感じますね。

 

 

※放送中満願寺内でドッグランなどの行事も行っているとお伝えしましたが、まだ企画想定の段階であり、実際にに行うかは未定とのことでした。大変失礼致しました。

 

 

『喫茶坊 縁』

住所:川西市満願寺町7-1

tel:072-759-2452

営業時間:10:00-15:00  火水定休

HP:http://www.manganji.jp/kintokichya/