元宝塚歌劇団 星組 真白ふありさん

樽井美帆です

 

宝塚歌劇の夢と情報をお届けする『レビュー・ステイション』

 

10月15日(土)は、スペシャルゲストデイをお届けしました!

 

 

お迎えしたのは、

 

元宝塚歌劇団 星組 真白 ふありさん

 

真白ふありさん4

 

1999年、『ノバ・ボサ・ノバ』で初舞台を踏まれた85期生。

2006年、星組公演『愛するには短すぎる』・『ネオ・ダンディズム』をもって退団されました。

 

清楚な笑顔が印象的だった真白ふありさん。 

その笑顔は現在も変わらずでした😄

 

2017年から2022年3月まで5年間、アメリカ・ペンシルベニア州で暮らしていらっしゃった

ということで海外での生活についてもお話しを伺いました。

 

お家のバルコニーから見える美しい景色と空を見ながら苦労も乗り越えていかれたそうです。

 

大変なことも多かった海外での生活の中で役立ったこと、それはタカラジェンヌとして培った

✨顔芸✨

✨輪の中に入っていく力✨

様々な国の人物を演じた経験が役立ったのですね🌍

何かあった時には、言葉だけでは伝えきれない思いを顔で伝えていらっしゃったそうです。

 

帰国してあらためて実感した日本の素晴らしいところは

✨時間に忠実なところ✨

✨みんなが色んなところに一生懸命なところ✨

とのことでした。

 

真白ふありさん2

 

真白ふありさんが初めて観た宝塚歌劇は、

1996年の雪組公演『虹のナターシャ』新人公演。

主演は、安蘭けいさん・紺野まひるさんでした。

虹をモチーフにした衣装を身に着け『虹・虹・虹~🎵』と歌う主題歌を聞いて、

なんて率直なんだろうというのが第一印象🌈

虹のブランコに乗って下りてきた安蘭けいさんにも大感動!

そしてビックリ!

こんな世界あるのっ!と、ただただ驚かれたそうです😲

 

高校2年生の秋、同級生から誘われ宝塚受験スクールの発表会を観に行く機会があった真白さん。

そこの生徒さんたちがキラッキラしているのを見て、自分にはキラッキラが足りないと実感。

私にもキラッキラが必要だと思い、そのお稽古場に通うようになりました。

 

演劇部に所属していて将来は舞台に関わる仕事を絶対にしたいと思っていた真白さん。

宝塚音楽学校を希望進路の第一希望に据えて、夢に向かって進んでいかれたのでした。

 

真白ふありさん5

 

85期生の初舞台は、1999年4月から5月に上演された雪組公演『ノバ・ボサ・ノバ』ですが、

なんと5月から6月まで宝塚大劇場にて月組で続演された『ノバ・ボサ・ノバ』、

さらに7月から8月にTAKARAZUKA1000days劇場にて上演された雪組公演『ノバ・ボサ・ノバ』、

それぞれの新人公演にも引き続き85期生全員で出演。

普通は約1ヶ月のみの初舞台ラインダンスが約4ヶ月。

季節は春から夏へ・・・

その間ずっと初舞台のラインダンスを踊り続けられたんです!

組配属で同期が離れ離れになる時は、あまりに長く一緒にいたため

現実を受け止められなかったそうですよ。

 

在団されていた時期の星組は、壮大で豪華な印象の作品が多く上演され、

スーツ物よりはコスチュームプレイ、また化粧替えが多かったように感じますと

印象をお話しされていました。

お化粧の腕と速さは鍛えれたそうですよ!

 

特に印象に残っている公演は、

2002年、『ガラスの風景』・『バビロン』

 

『ガラスの風景』はセットも照明も美しく、キレイな空間で青い衣装でひたすら踊り続けることが

とても楽しかったそうです。

 

『バビロン』で印象に残っているのは空中庭園Ⅱ(廃墟)で演じた鳩。

川崎悦子先生振付の場面に初めて参加された真白さん。

とてもステキな振付でひたすら踊った場面。

普段は顔でも表現しながら踊ることが多い中、川崎悦子先生は

『顔で表現しないでください』とおっしゃったそうです。

感情を受け取るのはお客様だから感情を押し付けないで、ただみなさんは踊ってくださいと。

ダンスに没頭、踊りに陶酔する場面だったそうです。

東京公演でその場面が終わってしまうことが悲しいくらい

大好きな場面だったとおっしゃっていました。

 

2004年のバウホール公演『花のいそぎ』では、稗田呼子(ひえだのよぶこ)を演じられました。

演出家・大野拓史さんの作品では、ちょっと風変わりな役をあてられることが多かったという真白さん。

稗田呼子は、猿田彦の末裔で曲を一度聞いたら覚えてしまう天才という役。

実際に舞台でお琴を演奏されました。

様々な感情を表現するお芝居を続けながらお琴を弾く場面は大変だったそうです。

宝塚音楽学校でお琴選択だった真白さん。

劇団からの指示で集合日前からお琴の特訓をされたのですが、指導に来てくださった先生は

音楽学校でのお琴とは違う流派の先生だったそうです💦

 

『ベルサイユのばら』には、2001年のオスカルとアンドレ編、2005年の全国ツアー公演と韓国公演、

そして2006年の宝塚大劇場と東京宝塚劇場公演と何度も出演されています。

韓国公演では女官長としてマリーアントワネットにお仕えし、大劇場公演では国王ルイ16世にお仕え。

立場が変わると見えるものが違って楽しかったそうです。

 

真白さんはご自身のことを『お仕えキャラ』だったとおっしゃっていました。

色々な方にお仕えしたそうです。

エジプトの神、楊貴妃などなど・・・

新人公演では、本公演でお仕えしていた人物の敵となる人物にお仕えするなど、

本当に数々の方にお仕えされたそうですよ。

鋳物の上に乗せられたフルーツ盛り合わせを持って、ひたすらじっとしている巫女役も

大変だったそうです🍎🍌🍇🍈

 

真白ふありさん3

 

退団後は、NHKおかあさんといっしょ宅配便「ぐ~チョコランタン小劇場」の

うたのおねえさんとして全国の劇場をまわられたり、絵本を出版されたり、

クラシック音楽を広める活動などされています。

ほんわか可愛いイラストやラインスタンプの制作も手掛けていらっしゃいます。

詳しくは、真白ふありさんの公式ホームページをご覧くださいね!

真白ふありさん公式ホームページ

 

豊富な知識と経験をもとに、貴重なお話しを聞かせてくださった真白ふありさん。

ご出演くださいまして本当にありがとうございます!

 

真白ふありさん6

 

なお、真白ふありさんがご出演くださるにあたり、

 

株式会社 いづみや本舗様より

「ベルサイユのばら炭酸せんべい」をご提供いただきました。

ありがとうございます。

 

株式会社 いづみや本舗

ベルサイユのばら炭酸せんべいオンラインショップ

https://1238.base.shop/