元宝塚歌劇団 時凡子さん・美和久百合さん・笹波里花さん

樽井美帆です

 

6月10日(金)の『レビュー・ステイション』では、

「仲良しOG・女子会トーク」をお届けしました。

 

50年来アメリカロサンゼルス近郊にお住まいで

アメリカのOG会「宝米会」のお世話をされている

40期生 元月組・花組の娘役:時 凡子(とき・みなこ)さんが

日本に一時帰国され、思い出の詰まった宝塚市を訪問されたため、

44期生 元花組トップ娘役:美和 久百合(みわ・ひさゆり)さん、

48期生 元花組娘役:笹波 里花(さざなみ・りか)さんが

時さんに会うために集まられました。

 

『レビュー・ステイション』2016.6.5時凡子さん・美和久百合さん・笹波里花さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真左から、笹波さん・時さん・美和さん

 
そこで、エフエム宝塚のスタジオで「仲良しOG・女子会トーク」と題し、

貴重なお話を伺いました。

 

楽屋での楽しいおしゃべりがきっかけで仲良しになられた3人の交流は、

時さんがロサンゼルスに行かれても、ずっと途切れることなく続いているそうです。

 

宝塚は一度縁があるとずっと続くそうです。

 

在団した年代が違っても、会えば歳を忘れてお話がはずむとおっしゃっていました。

 

でも、スタジオでお座りになる席を決める際には、

『学年順』でサササッとスピーディーに行動されていましたよ!

 

みなさんがそろって目を輝かされたのは、初舞台のお話をされた時。

『あの興奮は忘れないわね~、きっと今の人たちもそうじゃないかしら』

 

みなさんが舞台に立たれていた時代は、戦後まもなくで華やかな時代では

なかったため、衣装やカツラなどは自分たちで工夫されていたそうです。

 

カツラはなかったので、つけ毛をいっぱいつけた。

スプレーもムースもなかったため、何度も手直しをしながら舞台に立った。

当時は、髪の染めがなかったので、色々な色の金粉を糊とブラシでつけた。

洋画を見て、女優さんの髪型を研究した。

外国製のアクセサリーを求めて、神戸まで通った。

タイツ・網タイツ・チュチュは自前だった。

などなど・・・

 

いつも宝塚の舞台で豪華な衣装を見ると、今の時代の人はうらやましいな、

あの時代はなかったなと思われるそうです。

 

100周年の時には、舞台に立たれた美和久百合さん。

メイク・コロンの匂いが混ざった舞台と楽屋の独特の匂いは、

今も昔も変わらないわねとおっしゃっていました。

 

宝塚歌劇への思いを次のようにお話くださいました。

 

時凡子さん

アメリカにも宝塚歌劇ファンは多く、とても褒めてくれます。

世界中にどんどん広がって素晴らしいものを観せてほしいです。

 

 

美和久百合さん

いつも華やかな舞台を楽しみにしています。

素晴らしい歌もダンスも、厳しいレッスンを耐え抜いてのことだと

いつも感心しています。

 

 

笹波里花さん

清く正しく美しくの伝統をつないでいってほしいです。

 

 

みなさん、とても詳細に現役時代のことを記憶されていました。

鮮明な思い出となるほど、毎日精進されたのでしょうね。

 

素晴らしい笑顔でお話してくださったみなさん、

貴重なお話を本当にありがとうございます。