元宝塚歌劇団 花組 彩ひろみさん
樽井美帆です
宝塚歌劇の夢と情報をお届けする『レビュー・ステイション』
7月6日(土)は、スペシャルゲストデイをお届けしました!
お迎えしたのは、
元宝塚歌劇団 花組 彩 ひろみさん
1989年、『春の踊り』で初舞台を踏まれた75期生。
1995年『哀しみのコルドバ』・『メガ・ヴィジョン』で退団されました。
2008年12月に初めて『レビュー・ステイション』にご出演くださって以来、
これまでに何度もご出演くださっている彩ひろみさん。
今回は、2021年11月以来、約2年半ぶりのご出演となります。
前回ご出演くださった際は、
彩さんが在籍されていた花組が誕生100周年の年ということで花組への思い、
ミセスユニバースへの挑戦、ライブ活動やCD制作のお話しなどを伺いました。
常に新たな挑戦を続けていらっしゃる彩さん、
今回はどんなお話しを聞かせてくださるのか楽しみにお迎えしました🤩
ご出演いただいた日は、宝塚大劇場雪組公演『ベルサイユのばら』-フェルゼン編-の初日。
今回は、『ベルサイユのばら』初演から50周年という記念の年のご出演となりました。
初演の『ベルサイユのばら』が宝塚歌劇に出会うきっかけとなった彩さん。
なんと、初舞台を終え組配属前の組廻り1作目で『ベルサイユのばら』にご出演!
1989年の雪組公演『ベルサイユのばら』-アンドレとオスカル編-です。
彩さんら入団1年目の研一生は全員バラの精として舞台に登場。
小公子・小公女を中心とした場面のあと、オスカルとアンドレがバラのセットから出てくる場面で、
ピンク色の衣装で登場するバラの精。
彩さんら研一生6名は、回転するセットに乗り『愛あればこそ』に合わせて
3つのポーズをとっていきます。
舞台稽古の日は、セットの回転の速度が速すぎて落ちそうになるというアクシデントも😵💫
調整が行われ、本番にはセットは無事にゆっくり回転したそうですよ。
下を向くポーズで登場した彩さんでしたが、お客様のどよめきや歓声を全身で感じ、
『これがベルばらなんだ~✨🌹✨』と感激したあの瞬間は忘れられませんとおっしゃっていました。
また、マリー・アントワネット付きの女官の役で、輪っかのドレスも経験されました。
入団早々に『ベルサイユのばら』に出演するという夢が叶った彩さんですが、
なんと翌年、花組に配属になった彩さんは2度目の『ベルサイユのばら』にご出演!
1990年の『ベルサイユのばら』-フェルゼン編-です。
2年連続の『ベルサイユのばら』ご出演です!
大浦みずきさん演じるフェルゼンが『愛の面影』を歌う場面で、
周りで踊るバラの精を演じられました。
その役のことを彩さんたちは歌詞にちなんで「振り向けばガールズ」と呼んでいたそうです😀
この公演では市民の役もされたということで、前回出演された公演とは真逆の立場を経験されました。
新人公演では幼い頃に憧れた小公女役✨
香盤発表を見た時は信じられなかったそうです。
10歳以下の設定の子役。
どうしたら可愛くできるんだろうと悩み笑えなくなってしまった彩さんに、
上級生が手を差し伸べてくださったそうです。
お稽古の時にいつも彩さんの目の前で「私はあなたのごらんなさいを見ているからね」と、
歌っている間ずっと拍手をし、彩さんの立ち位置が移動すると一緒に移動し、
懸命にずっと拍手を送ってくださる姿を見た彩さんはうれしくて自然と笑顔に😊
「その心からの笑顔が、お客様がのぞんでいらっしゃるベルばらが始まるシーンの笑顔だよ」と
教えてくださったそうです。
作り笑顔ではダメなんだと身を持って教えてくださったことに感謝し、
本番では心から楽しんで歌うことができましたとおっしゃっていました。
オスカルのイラストが描かれたピンク色の台本や、当時の貴重なお写真などを
見せてくださった彩さん。
ぜひ、YouTubeライブのアーカイブをご覧くださいね👀
1989年に初舞台を踏まれた彩さんは、今年芸能生活35周年を迎えられました。
夢が止まらないとおっしゃる彩さん。
目標を達成する直前に、必ず次の目標が浮かぶそうです!
実現できているということは、色々な方が出会ってくださっているからだと思いますと
感謝の思いをお話しされていました。
今年6月に35周年記念コンサートを開催された彩さん。
このコンサートの中でも様々な挑戦をされたそうです。
その一つが男役への挑戦!
「PARADISO」を歌われたのですが、背中を押してくれたのは、
元星組トップスター北翔海莉さんだそうです。
北翔さんがコンサートで「PARADISO」を歌われるのをご覧になった彩さんが、
この曲が大好きであることを北翔さんに伝えると
「絶対、彩さんにもできますよ!」という言葉が!
そしてその場で、真矢みきさんや愛華みれさんなど様々なタイプの踊り方を伝授されたそうです。
お客様に笑っていただけたらうれしいなと思い、とても楽しく練習されたそうですが、
本番ではスーツ姿にソフト帽、カフスも付けて、彩さんが見ていた花組の男役を演じられた彩さん。
ちゃんと男役さんのキーで歌われたそうですよ。
会場は手拍子ではなく笑い声でいっぱいに!
お客様に笑っていただいてサプライズは大成功でしたと彩さんは最高の笑顔を見せてくださいました✨
2年半ぶりにご出演くださった彩ひろみさん。
昨年、京都府宇治市にある宇治幼稚園の園長先生に就任されました!
やはり新たな驚きのお話しが飛び出しました🤩
病に立ち向かい回復に向かって努力して生きていく中で、
人生の中で頑張れることのひとつなのかな、未来のある子どもたちに触れることができることは、
自分の生活の中で刺激とやりがいを見出せるのではないかという思いから
園長就任を決意されたそうです。
全部切り取って持って帰りたいくらいの、子どもならではの可愛らしい素直な言葉がたくさん聞けます。
毎日毎日を素直に生き、色々な葛藤をしている子どもたちから得るものはとても多いです。
その子どもたちに何かを返してあげたいということを日々思っていますと、
愛情いっぱいの瞳と笑顔でお話しされていました。
幼稚園のすべての職員のみなさん、保護者のみなさんへの愛にもあふれていらっしゃいました。
また、園長先生に就任されてから初めてのぞまれた今年3月の卒園式では、
退団された時と同じ緑の袴と黒紋付姿で、子どもたちにエールを込めて
卒園証書を手渡されたそうです。
心が引き締まりましたと感慨深い思いをお話ししてくださいました。
今後はファミリーコンサートを開いていきたいと、
新たな夢をキラキラした瞳で聞かせてくださいました✨
今後の活動については、彩ひろみさんのインスタグラムをご覧くださいね👀
ラジオが大好き💗宝塚歌劇が大好きな彩ひろみさん。
今回も、優しい笑顔で楽しく分かりやすく貴重なお話しをたくさん聞かせてくださって
ありがとうございます。
次回はどんなお話しで驚かせていただけるか楽しみにしています🥰
ご出演くださいまして本当にありがとうございます!
YouTubeライブのアーカイブはこちらです!
✨2024年7月6日『 レビュー・ステイション』(彩ひろみさん)✨
なお、彩ひろみさんがご出演くださるにあたり、
株式会社 いづみや本舗様より
「ベルサイユのばら炭酸せんべい」をご提供いただきました。
ありがとうございます。