元宝塚歌劇団 月組 天野ほたるさん【2023年】

樽井美帆です

 

宝塚歌劇の夢と情報をお届けする『レビュー・ステイション』

 

2023年11月4日(土)は、スペシャルゲストデイをお届けしました!

 

 

お迎えしたのは、

 

元宝塚歌劇団 月組 天野 ほたるさん

 

天野ほたるさん1

 

1999年、『ノバ・ボサ・ノバ』で初舞台を踏まれた85期生。

2010年、月組公演『ジプシー男爵 -Der Zigeuner Baron-』・『Rhapsodic Moon』で退団されました。

 

天野ほたるさんというとても印象的な芸名は、

一回聞くと忘れない名前、誰もが読める名前をという思いで付けられたそうです。

響きが可愛くて好きだった『ほたる』というお名前を選び、

夜空に輝く星たちが地上に降りてきて蛍になったというストーリーを込めて、

天野ほたるさんという芸名が誕生しました。

 

2023年7月18日(火)、宝塚大劇場にて開催された

「宝塚音楽学校創立百十周年記念式典~小林一三 生誕百五十年と共に祝う~」に

出席された天野さん。

同期生と会えたことももちろんうれしかったけれども、

下級生や上級生、さらに現役時代一緒に舞台に立ったことのない方を見つけると、

「わぁ~!元タカラジェンヌの方がいっぱ~い🤩」と

ご自身も元タカラジェンヌということを忘れ、いちファンに戻った気分で

キョロキョロ、ずっと周りを見ていたそうです😍

恥ずかしそうにお話しをされる天野さんは本当に清楚でいらっしゃいます✨

 

初めて宝塚歌劇をご覧になったのは、1991年の花組公演『ヴェネチアの紋章』・『ジャンクション24』。

トップコンビ大浦みずきさん・ひびき美都さんの退団公演でした。

何も知らず学校の演劇部の先輩に連れて行ってもらった天野さん。

大浦みずきさんの大ファンになったにも関わらず、大浦さんはこの公演で退団。

大浦さんの舞台は一度しか観ることはできませんでしたが、

それからはずっとビデオをご覧になったいたそうです。

ですが!!

天野さんが宝塚歌劇団に入団し出演していた舞台を、ある日大浦さんが観劇に!!

奈落で大浦さんを追いかけた天野さん🏃‍♀️🏃‍♀️🏃‍♀️

そして、一緒にお写真を撮ってもらったそうです🥰

「でも、緊張してあまり覚えていないんですよ」と、

天野さんは楚々とした笑顔で大切な思い出をお話しくださいました。

 

天野ほたるさん3

 

紫吹淳さん主演、2001年ル・テアトル銀座公演『プロヴァンスの碧い空』。

天野さんは入団2年目、最下級生としてご出演。

初めて役が付きセリフがあった思い出の公演です。

紫吹淳さん演じるアンドレ・モォヴァルの妹で、

大空祐飛さん演じるアラン・クラヴィエールの恋人ルイーズ・モォヴァル役。

学年差のあるお二人とのお芝居はとても緊張されたそうです。

また、紫吹さんはアドリブのお芝居を多く取り入れる方だったそうで、

天野さんが紫吹さんのジャケットを引っ張るお芝居では、毎回紫吹さんは違うアドリブを!😲

妹役としてそのアドリブにこたえるお芝居をすることが、

緊張しながらもとても楽しかったとおっしゃっていました。

 

『エリザベート』には二度ご出演。

彩輝直さんがトートを演じられた2005年、瀬奈じゅんさんがトートを演じられた2009年です。

本公演と新人公演で、女官・ヘレネ・親戚の女などを演じられました。

同じ作品でも、出演者が変わると全く別の作品に感じましたと天野さん。

 

そして、天野さんの一番の自慢をお伺いすることもできました!

それは・・・

初舞台から檀れいさんのお手伝いをしていたこと✨

お稽古場で初めて檀さんを見た時、今までこんなにキレイな人を見たことがないと、

ずっと檀さんのことを見ていたそうです。

お稽古場でも舞台でも、檀さんを見つめ続ける天野さんに気づいた檀さん。

ある日、ついに檀さんと天野さんの目が合い、その日からお手伝いが始まります。

 

背中にボディーファンデーションを塗ることも大切なお手伝いの一つ。

日本物のお芝居の時には、はけでうなじにWの形を描き色っぽいうなじに仕上げるのも

お手伝いの天野さんの重要なお仕事でしたが・・・

日によって形が違うこともあったとかなかったとか😆💦

でも、檀さんはどんな時も何も言わず優しく接してくださったそうです💗

 

2008年には、お稽古期間も含めると一つの作品に半年間も携わるというご経験も。

それは『ME AND MY GIRL』。

宝塚大劇場、東京宝塚劇場、そして博多座での公演。

天野さんが演じられたのはワーシントン夫人。

ビルから「ちょっとお太りになられましたかな」と言われ、ビクッとする毎日😅

ワーシントン夫人が編み物をしている場面がありますが、天野さんは実際に編まれていました。

マフラーはどんどん伸びて、博多座の頃には相当長くなり、カゴに入らなくなってしまったそうです!

 

退団公演『ジプシー男爵 -Der Zigeuner Baron-』では、

汝鳥怜さん演じるジュパンの妻ヨランダ役。

学年差のある夫婦となりましたが、なんと退団後にご結婚された天野さんは年の差婚!

予言作品だったんですよとおっしゃっていました💒👰

 

現在は、『furiburi』というブランド名で楽屋グッズや、犬のドレスなどを製作されています。

宝塚歌劇に関わるハンドメイドのお店です。

レースやリボンたっぷりの華やかで美しいグッズです💗

義理のお母さまに楽屋スリッパを手作りしプレゼントしたのが『furiburi』のはじまりだそうです。

お母さまはプレゼントを喜ばれて、一度も履かずに美しいスリッパを飾っていらっしゃるそうです✨

 

オーダー、通販サイトでの販売、またマルシェへの出店もされています。

また、教室も開催されていますので、ぜひ天野さんのInstagramでご確認ください。

✨天野ほたるさんインスタグラム✨

✨『furiburi』ショップ✨

 

天野ほたるさん2

 

YouTubeライブのアーカイブはこちらです!

2023年11月4日『 レビュー・ステイション』(天野ほたるさん)

 

天野ほたるさん、ご出演くださいまして本当にありがとうございます!