宝塚音楽学校 第114期生 入学式

樽井美帆です

 

宝塚音楽学校第114期生入学式が、4月18日(土)午前10時から、

宝塚音楽学校の講堂にて執り行われました。

 

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開式に先立って集合写真の撮影が行われました。

真新しい制服を着て整列した新入生は、少し緊張気味。

そんな新入生に、上級生となったばかりの本科生が、制服のリボンを整えてあげたり、

立つ時の足のつま先の角度などを優しく的確にアドバイスをします。

 

本科生は少しでも緊張を和らげてあげようとあたたく寄り添い、

新入生は頼もしい先輩たちを信頼している様子で、早くも絆が感じられました。

 

新入生のみなさんは、指示やアドバイスを受けると「はい」と返事をされたり、

「ありがとうございます。」とお礼を伝えられるのですが、

その声からは、緊張とあふれる喜びの両方が伝わってきました。

 

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入学式では本科生になりたてのみなさんが、受付や会場のセッティング、

出席者の誘導などで新入生をサポートします。

一生の記念となる入学式、タカラジェンヌになるための第一歩となるこの日を、

より良い日にしてもらいたいという責任感と思いやりにあふれていました。

セッティングは早いだけでなく動きが美しいんです。

こういった経験は、舞台上でのセット移動などに役立つのでしょうね。

人の動きをよく見て行動されていて、流れるような誘導で私も受付をしていただきました。

 

開式の10時少し前に本科生が入場。

本科生の姿からは、1年間音楽学校生として過ごした自信と、

同じ夢を持つ後輩を迎えた喜びが感じられました。

 

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そして、10時になると新入生が拍手で迎えられ入場します。

3月29日の合格発表から、ご縁あって同期生となった40人が心をひとつにして、

晴れやかな笑顔で胸をはって行進します。

 

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開式のことばに続いて国歌斉唱。

本科生は、新入生の後ろから、優しく励ますように声量たっぷりに美しく歌いあげます。

新入生も懸命に歌っていました。

とても清らかな歌声でした。

 

新入生徒紹介では、一人ずつ名前を呼ばれ「はい」と返事をして立ち上がり、

壇上の校長先生に向かって一礼をします。

溌剌とした明るい声、そして美しく丁寧で優雅なお辞儀でした。

まだ習ったばかりの所作が初々しかったです。

 

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中西達也校長式辞を一部ご紹介させていただきます。

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 この入学はあくまで宝塚歌劇の舞台に立つためのスタートラインに立ったに過ぎません。

これからは宝塚歌劇の舞台に立ちたいという夢が、宝塚の舞台に立つという達成すべき目標に変わり、

みんなで歩んでいくことになります。

同じ夢を持ちながら叶えられなかった仲間への思い、初心を忘れず、

プロの舞台人になるという覚悟を持って2年間学校生活を送ってください。

楽しくも厳しい稽古を重ね、音楽学校生として自覚と誇りを持ち、人としても成長し、

今度はみなさんが宝塚の舞台を通して夢や感動をお届けし、

憧れの存在となれるよう品格ある舞台人を目指してほしいと思っています。

同じ夢を持った第114期の同期生との出会いを大切にし、お互いを尊重し信頼・協力しながら切磋琢磨して、

他では経験できない濃い絆を築き、かけがえない一生の仲間として生きていってください。

 

みなさんが安心して学び成長できるよう尽力しますよと、優しくあたたかいエールを新入生に送られました。

生活環境が大きく変わる新入生のみなさん、とても心強かったのではないでしょうか。

 

続いて、村上浩爾理事長祝辞を一部ご紹介させていただきます。

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決してみなさんは一人ではありませんから、お互い助け合ってリスペクトしあって芸事に精進してください。

まずは自分で考えることも大切ですが、周りの人に相談する勇気を持ってください。

宝塚歌劇は今変革期にあります。

唯一無二の宝塚歌劇をいつまでもより多くのお客様にお届けし続けていくための

色々な取り組みを行っています。

みなさんが安心して発言できるようにしたり、ツールを取り入れて合理的な運営をしたり、

様々なことに取り組んでいます。

芸事を通して人間性や人間力を身につけていってください。

まだまだ長い道のりがありますけども本当に頑張ってほしいと思います。

2年後に、ここにいる全員が、憧れの宝塚歌劇の舞台に立って輝いてくれることを心から願っています。

 

同期生との絆を大切に、自分と同じように回りの人も大切に。

これからも宝塚歌劇を末永く多くのお客様にお届けできるよう、様々な改革を行っていること。

安心して舞台に立てる環境を整えていることを伝えられました。

 

宝塚歌劇団生徒代表祝辞は、専科・京三紗さんでした。

一部ご紹介させていただきます。

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同期生は家族です。

その家族が心身ともに誰一人かけることなく、初舞台の初日を迎えることを私は願ってやみません。

もう一度言わせてください。

114期40名の選ばれし皆さん、宝塚音楽学校をご入学おめでとうございます。

タカラジェンヌに栄光をあれ。

 

黒の紋付・緑の袴姿の京さん。

とてもあたたかく優しく凛々しいお声で、愛情いっぱいに新入生一人一人を見つめながらお話しされました。

舞台人としての誇りと深い愛が伝わる素晴らしい祝辞に、私もとても感動しました。

1971年に初舞台を踏まれた57期生の京さん。

57期先輩の言葉は、新入生のみなさんの心に染み渡ったのではないでしょうか。

 

廣田栞(ひろた・しおり)さんによる本科生総代 歓迎の辞を一部ご紹介します。

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小林一三先生の「清く正しく美しく」の教えを胸に、宝塚音楽学校生である自覚と誇りを持ち、

実りある学校生活を送ってください。

そして私たちと共に限りない未来の道を歩んでまいりましょう。

くれぐれも健康には十分留意され、めぐりあった唯一無二の同期生と共に

実りある2年間を送られますことをお祈りしいたします。

 

続いては、そんな歓迎の言葉を受けた西前比草(にしまえ・ひな)さんによる新入生総代 答辞です。

一部ご紹介します。

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夢が現実となり、新たな目標に立ち向かうためにも、第114期生の私たちは、

宝塚音楽学校の生徒として自覚と誇りを持ち、人として成長し続け、

皆様の期待に応えるべく懸命に努力してまいります。

 

入学の喜びをかみしめ、誓いをあらたにする思いのこもった清らかな答辞でした。

西前さんの答辞が始まると、メガネを外し何度も涙をぬぐう保護者の方の姿がありました。

 

金剛石の歌に続いては校歌斉唱。

憧れの宝塚音楽学校校歌を歌う姿はとても誇らしく立派に見えました。

 

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閉式のことばに続いて、セレモニーが行われます。

予科生の入学を祝って、本科生が予科生の胸に校章をつけます。

とてもあたたかい雰囲気で、本科生と予科生が笑顔をかわし合っていました。

本科生と予科生の絆が、また少し深まったように見えました。

 

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私たち40名は、宝塚音楽学校第114期生として本日入学させていただきました。

よろしくお願いいたします。

と新入生よりお礼の言葉が述べられ、入学式は終了しました。

 

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入学式終了後、新入生生徒代表のみなさんにお話を伺いました。

 

インタビューに答えてくださったのは、次の4名です。

左から

和歌山県和歌山市出身・西前比草(にしまえ・ひな)さん

茨城県牛久市出身・川村柚葉(かわむら・ゆずは)さん

神奈川県横浜市出身・多川結莉(たがわ・ゆうり)さん

兵庫県尼崎市出身・森本あづみ(もりもと・あづみ)さん

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★入学式を終えての感想

西前比草さん

今日朝起きた時までは、本当に私が合格したのかと疑ってしまうほど実感が湧いていなかったのですが、

みんなでこのグレーの制服を着て校歌を歌い、本科生の方に校章をつけていただき、

とっても嬉しく、これからの学校生活を同期と協力して頑張っていきたいと思いました。

 

川村柚葉さん

ずっと憧れ続けた音楽学校に入学することができて、とてもうれしく幸せな気持ちでいっぱいです。

2年後の初舞台に向けてどんなことも同期と一緒に精進してまいります。

 

多川結莉さん

憧れの制服に袖を通し、憧れの校歌を歌うことができ、嬉しい気持ちでいっぱいです。

涙がこらえきれず溢れてしまったのですが、今日というこの日を忘れず2年間ひたむきに頑張っていこうと

強く決心いたしました。

 

森本あづみさん

芸の道のスタートラインに立つことができ、とても嬉しいです。

この2年間たくさんのことを吸収して良き舞台人になれるよう頑張っていきたいと思います。

 

 

★どんなタカラジェンヌになりたいですか

 西前比草さん(3回目の受験で合格)

月組の彩海せらさんのように、かっこいい男役からガイズ&ドールズのアデレイドのような

可愛らしい娘役まで演じられる舞台人になりたいです。

 

川村柚葉さん(4回目の受験で合格)

憧れているのは詩ちづるさんです。

詩さんのようにいつも可愛くて、可愛らしいお役からかっこいい大人な女性まで、

幅広く演じられる表現力のある舞台人になりたいです。

 

多川結莉さん(3回目の受験で合格)

憧れのタカラジェンは咲妃みゆさんです。

可愛らしくて華やかでそれでいて強い芯のある姿に憧れます。

咲妃みゆさんのような立派な舞台陣になりたいです。

 

森本あづみさん(4回目の受験で合格)

輝月ゆうまさんのようなクスッと笑ってもらえる三枚目の役から、

かっこいい悪役まで演じることができる男役になりたいです。

 

 

★2年間の音楽学校生活で楽しみにしていること

 西前比草さん

日本舞踊の授業がとても楽しみです。

宝塚音楽学校の文化祭を観劇した時に、日本舞踊で可憐に舞われている上級生の方々の姿を見て、

私もいつかこんな風になりたいと強く思ったので、日本舞踊の授業がとても楽しみです。

 

川村柚葉さん

タップダンスの授業が一番楽しみです。

以前文化祭を拝見した時に、上級生の方々の音が乱れないかっこいい姿に憧れを持ち、

私もタップダンスがとても上手な娘役さんになりたいです。

 

多川結莉さん

演劇の授業がとても楽しみです。

演劇の経験はないのですが、セリフの一つ一つに感情を込め、心の動くお芝居ができるようになりたいです。

 

森本あづみさん

ポピュラーの授業が一番楽しみです。

私は受験の時はクラシックしか勉強してこなかったので、この2年間しっかり学んで舞台にいかせるように

頑張っていきたいと思います。

 

 

★宝塚の街への思い

今回入学された114期生の中には、宝塚市の方もいらっしゃるそうです。

 

西前比草さん

宝塚市は武庫川や花のみちなどたくさんの豊かな自然にあふれていて、

私の地元である和歌山県にも少し似ている部分があるなと感じます。

ここ宝塚で同期と協力してたくさんレッスンに励み、

第二のふるさとと言えるくらいたくさんの思い出を作っていきたいと思っています。

 

川村柚葉さん

初めて来た時に、宝塚という文字が見えただけで本当にワクワクしてとても幸せな気持ちになりました。

この場所で2年間、もっともっと成長したくさんの思い出を作っていきたいです。

 

多川結莉さん

初めてこの街を訪れた時に、宝塚一色で足を踏み入れただけで、とてもワクワクしたのを覚えています。

まだ馴染みのない地ではありますが、2年間同期とともに切磋琢磨し、

この街でたくさんの思い出を作っていきたいです。

 

森本あづみさん

私は兵庫県出身ということもあり、宝塚市がとても近いので親しみももともとあるのですが、

この2年間そしてこの先もずっと宝塚で頑張っていくので、宝塚の魅力をもっともっと知って

精進していきたいなと思います。

 

 

みなさん緊張しながらも、本当にキレイなお声で目をキラキラさせながら一生懸命に答えてくださいました。

 

第114期生のみなさん、ご入学おめでとうございます!

宝塚の街で、宝塚音楽学校生活を楽しんでくださいね。

応援しています!

そして、2年後の初舞台を楽しみにしています!