元宝塚歌劇団 専科 鈴鹿照さん

樽井美帆です

 

宝塚歌劇の夢と情報をお届けする『レビュー・ステイション』

 

8月29日(土)は、スペシャルゲストデイをお届けしました!

 

 

お迎えしたのは、

 

元宝塚歌劇団 専科 鈴鹿 照さん

 

鈴鹿照さん2

 

1966年『日本の四季』で初舞台を踏まれた52期生。

1966年から1980年までは花組でご活躍、その後専科へ組替え。

2007年、『バレンシアの熱い花』・『宙 FANTASISTA!!』で退団されました。

 

鈴鹿照さんの『レビュー・ステイション』へのご出演は今回が3回目。

初めてご出演くださったのは宝塚歌劇100周年の年である2014年、2回目がそこから6年後の2020年、そして今回もまた6年後となる2026年のご出演となりました。

 

鈴鹿照さん5

 

スタジオには、鈴鹿さんが初舞台を踏まれた年である1966年の『宝塚おとめ』をご用意し、表紙の那智わたるさんや、まだ「鈴鹿照子」という芸名で掲載されているページをご覧いただきました。

久しぶりにご覧になった鈴鹿さん。

目をキラキラさせて感激してくださいました。

当時「やってみたい役」に「娘役・子役」と書いていらっしゃった鈴鹿さん。

入団の翌年、関西テレビ・フジテレビで放送されたドラマ、宝塚アワー・世界の名作シリーズ『にんじん』に主演されたことをきっかけに「子役」のイメージがつき、演出家・大関弘政さんが鈴鹿さんを子役に起用されました。

その後、宝塚歌劇を代表する子役である『ベルサイユのばら』のルルー、『風と共に去りぬ』のプリシーなどを演じられました。

 

2007年、退団された年の『宝塚おとめ』の「演じてみたい役」という項目には、「どんな役でも大切に演じたいです」と書かれており、「何がしたいという欲はあんまりなくて、前に来たことを一生懸命ずっとやってきました」と振り返られた鈴鹿さん。

2003年『八犬伝』の船虫などの人間ではない役を含め、老若男女問わず数々の役を演じられましたね。

 

鈴鹿照さん3

 

鈴鹿さんが初めてご覧になった宝塚歌劇は、小学4年生の時に観劇された『赤と黒』。

ジュリアン・ソレルを演じた寿美花代さんとレナール夫人を演じた淀かほるさんの、ショッキングなストーリーや寿美花代さんの魅力が頭から離れなかったそうです。

その後、中学3年の夏休みに、宝塚は試験さえ受けたら入れると知り、バレエと声楽を慌てて習い受験されたものの、1回目は不合格。

人生初の挫折に花のみちを下を向いて歩いていると、ちょうど散る時期だった桜の花びらがハラハラと静かに散り、自分の人生のようでとても悲しかったという思い出を語られました。

でも、「もっと頑張ったら入れるかもしれない」とすぐに立ち直り、コールユーブンゲンの4度音程の課題を克服するために人差し指1本で鍵盤を叩いて、すべて暗記するほど毎日猛勉強。

次の年には見事に合格を果たされました。

「人差し指に感謝」とチャーミングな笑顔の鈴鹿さん😊

合格して歩いた花のみちは、満開の桜がお祝いしてくれているようで夢のようだったと、置かれている状況によって全く違って見えた花のみちの思い出をお話ししてくださいました。

 

また、ご自身が憧れ続けた寿美花代さんとは、一度だけ劇団でお見かけされ、「私、寿美花代さんに憧れて宝塚に入ったんです!」と直接お伝えできたという素敵なエピソードも明かしてくださいました。

寿美さんは「そうなん」と笑顔を向けてくださったそうです。

 

鈴鹿照さん6

 

鈴鹿さんにとって大切な存在である加茂さくらさんについてもお伺いしました。

現役時代、入団一年目の組まわりで出演された星組公演『わが歌君がため』で、真帆志ぶきさんと加茂さくらの周りを風船を持って走り回る女の子役を演じた鈴鹿さん。

同じ場面に出るため、「よろしくお願いします」と加茂さんにごあいさつをされたそうです。

それから数十年後、宝塚市立文化創造館で加茂さくらさんと再会。

加茂さくらさんは、鈴鹿さんが取り組まれている創作一人狂言をご覧になりました。

鈴鹿さんは、『華麗なる千拍子』の「幸福を売る人」を題材に創作された「福商い」を披露。

その際、加茂さくらさんが、「あんたいい声やね。どこに隠してたの、その声」と声をかけてくださったことが大きな自信となられたそうです。

お会いするたびに「元気だった?」といつも優しく声をかけてくださった加茂さくらさんの思い出をお話くださいました。

 

鈴鹿照さん4

 

鈴鹿さんと狂言の出会いについても詳しく伺いました。

男役をするようになってから、声が高いことに悩んだ鈴鹿さんは、ピアノを使って低い声の発声練習を重ねました。

さらに、演出家・渡辺武雄さんのすすめで茂山忠三郎さんによる狂言のレッスンが劇団で始まり、鈴鹿さんは絶対に狂言の稽古を休まずに励み続けられたそうです。

すると、知らない間に低い声が出るようになっていたとおっしゃっていました。

能楽堂での発表会にも度々出演されたそうです。

108歳まで長生きされたお母さまの介護をされている中で、気持ちが沈みそうになった時、大きな声を出しても大丈夫なように部屋のカーテンを閉め切って狂言の稽古を再開。

本気で一本演じたあとは、心が洗われ気持ちがスッキリし、さらに優しくお母さまに接することができましたとお話くださいました。

 

鈴鹿さんが制作された創作一人狂言は、これまでに発表した作品が5作、こっそり作っているものを含めると約10作にのぼるそうです。

狂言は、言葉だけで場所の転換ができるという良さがある一方で、時間の経過をどう見せるかといった苦労もあるとのこと。

苦労が多いほど大きな幸せを感じられるし、今大変な人もそれを乗り越えたら、きっと幸せが訪れると、必ずメッセージを込めて狂言を作ってらっしゃる鈴鹿さん。

最近では、フィギュアスケートのりくりゅうペアを見て、「人は一人では生きていけない、助け合って支え合って生きている」というテーマで、お地蔵様を題材にした子ども向けの創作狂言を上演されました。

 

鈴鹿さんの創作一人狂言は、小さなお子さんから大人まで、性別や年代を問わず心に届きます。

「呼んでいただけたら着物を持ってどこへでも走っていきますので、ぜひお声がけください」と鈴鹿さんはおっしゃっていました。

ぜひお声がけくださいね!

 

 

YouTubeライブのアーカイブはこちらです!

✨2026年8月29日『レビュー・ステイション』(鈴鹿照さん)✨

 

 

今年芸能生活60年を迎えられた鈴鹿照さん。

今回は、6年ぶり3回目のご出演となりましたが、「まだお話できていないことがいっぱいあるので、またお会いしましょう」と笑顔で応えてくださいました。

心よりお待ちしています!

 

✨元宝塚歌劇団 専科 鈴鹿照さん(2014年ご出演時の記事)✨

 

✨元宝塚歌劇団 専科 鈴鹿照さん(2020年ご出演時の記事)✨

 

 

鈴鹿照さん1

 

鈴鹿照さんがご出演くださるにあたり、株式会社いづみや本舗様より「ベルサイユのばら炭酸せんべい」をご提供いただきました。

ありがとうございます。

ちょうど放送日の8月29日は『ベルサイユのばら』初演の初日であったという記念すべき日。

ルルー役で全国を回られた鈴鹿さんは大変喜んでいらっしゃいました。

✨株式会社いづみや本舗✨